どうも、ぺのっぺです。
(への)/
今日は少し美術部より
になりますが…、
「文字作りとは、
どういうことなのか?」
について考えて行きたいと思います。
というのも前回のお話で、
文字そのものの定義が
変わってしまったからです。
文字そのもの
= 一人ひとり違う
メガネの「文字レンズ」
また、一般に呼ばれる
「文字」とは、
アナログ・デジタル問わず、
再現された字形の総称であって、
文字そのものではないということでした。
さて、そうなると、文字作りも
2層に分かれて来ますよね。
(への)
1,文字(字形)を作る
2,文字レンズを作ってもらう
「1」は説明するまでも
ありませんね。
手書きにしろ、フォントにしろ、
必要な分の字形・文字種を作る。
ただそれだけです。
でも、「2」はどうでしょうか?
「作る」ではなく
「作ってもらう」となっています。
これはクリエイターではなく、
各ユーザーが文字レンズを
磨いて習得する
ということです。
例えば、
漢字力や英語のスペル力
などがそうですね。
一人ひとり違います。(への;)
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作った文字を習得してもらうには?
さて、文字作りの本番は、
実はこの「習得」にあります。
というのも、
習得してもらうことで、
はじめて文字は
単なる模様としてではなく、
「文字」として
命が吹き込まれるからです。
もし、習得してもらえなければ、
たとえ意味のある
文字として作ったとしても、
未解読文字と
変わらなくなってしまいます。
つまり、
使われません。
どうせ作るのなら、
読んだり書いたり打ったりして、
使ってもらいたいですよね。
(への)
では、そのためには
どうしたらいいでしょうか?
作り過ぎない!
まず、挙げられるのは、
何と言っても、
文字種を作り過ぎないことです。
今はフォントにできさえすれば、
どんな複雑な文字でも、
カンタンにタイピングできるので、
字形の複雑さは
大して問題になりません。
(もちろん、手書きを視野に
入れるなら大問題ですよ!)
しかし、文字種が多いと、
いくらタイピングできると言っても、
覚え切れません。
使ってもらうためには、
まず覚えてもらわなければ
なりませんからね。(への;)
そうなると、
数が少ない方が
圧倒的に覚えやすいです。
美術部の方でも
「漢字の壁」として、
漢字の量を挙げています。
常用漢字2136文字
これは作る方も大変ですが、
使う方も自動変換などないと使えません。
それこそ、
漢字の篆書(てんしょ)のように。
篆書は書道部で扱っているので、
よろしかったらどうぞ(への)
そういえば、「篆書」も
漢字の書体が違うだけなのに、
覚えられませんよね(への;)
なので、数の少ない
アルファベットが断然オススメです。
ローマ字として使う分には
もっと少なくて済みますし、
大文字だけなら更に半分です。
しかし、これまた
美術部の方でやっているのですが、
使いたい漢字や
擬似漢字・絵文字などは加えていくと、
オリジナリティーと面白さが
付いていいと思います。(への)
代表的な使用例を挙げておく!!
やはり、
使用例は欠かせません。
といっても、
ABC表や五十音図だけでは
使用例とは言えません。
もちろん、
そういった対応表は必須ですが、
それだけでは、
文字使用の具体的なイメージを
伝えることは出来ません。
何より、対応表だけあっても、
ユーザーはいちいち探して
照らし合わせなくてはなりません。
ですので、
ユーザーの負担を減らす意味でも、
ユーザーが使いそうな単語や文例を
前もって用意して上げるといいですね。
作っている本人は
作りながら覚えてしまいますが、
ユーザーからすると、
未知の文字を
解読しているような気分
になりますので。
それはそれで
面白いですけどね。(のへ)
「読める!!読めるぞ!!」
でも例えば、架空世界設定なら、
その作品に出てくるキャラ名や
固有名詞・有名なセリフなどを
対応表記を付けて
示してあげるといいですね。
「臨場感」が高まります。
また、作品設定なしの場合は、
自分の好きな言葉や
有名な言葉でもいいです。
日常良く使うワードとかも、
実用性が高まるのでオススメです。
やはり、使用例は
文字使用の具体的なイメージを
伝えてくれるものなので、
単なる「おまけ」ではありません。
特にセリフや会話は、
文字が生きてくるので、
単なる名詞よりも効果的です。
声が吹き込まれるイメージが
文字を「現実」のものにしてくれます。
なので、もし、
フォントなどを作った際は、
是非、文字の対応表とセットで
使用例も「PDF」などで
添付してあげて下さいね。
(への)
もちろん、字形デザインによっては
対応付けが容易であったりするので、
使用例がなくてもあまり困りません。
でも、使用例があると、
実際に使ってもらうハードルを
幾分か下げることが出来るので、
付けることをオススメします。
(への)
パッケージみたいなものだと思って、
是非梱包してあげて下さい。
(への♪)
まとめ
①文字種を作り過ぎない!!
②対応表だけでなく
「使用例」も付ける♪
というわけで、今日はこの辺で。
それでは、また(への)/
P.S.
もちろん、
あえて読ませないことを
目的とした創作文字もアリです。
使ってもらうことよりも
「読めそうで読めない、
意味はあるけど読ませたくない」
という趣旨の創作文字も結構あります。
例えばこちらのフォント♪
カッコイイですよね。(への)
作者は稲塚 春さんという方です。
この他にも色々なフォントを
制作している方のようですね。
フォントデザインだけでなく、
概要・収録文字・利用規約などの
書き方も参考になります★
(への)
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