*この記事は
旧サイト「文字部スクリプタ」
からの移転&リニューアル記事
になります。
どうも、ぺのっぺです。
(への)/
今日は作った象形文字の
爆発のさせ方について考えて行きます。
爆発といっても火薬は要りません。
その名も「組み合わせ爆発」です。
(ホントはもっとこう
天文学的な意味なんですけどね…)
への;
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◯作った象形文字の使い方を変える!
リンゴの象形文字から
表意文字だけでなく
表音文字が作れることを
前回見て行きました。
しかし、これでは、
表せる日本語に限りがあります。
確かに表音文字
ひとつ作れてしまえば、
それだけで、
全ての語彙を発音表記できますよ。
でも、日本語のように
漢字に相当するものがないと、
単語表記が不完全な言語もありますよね。
日本語だけですけど。(への;)
そんな言語の母語話者としては
ABC26文字の創作で
終わらせるわけには行きません。
*1
そこで、
象形文字で作った表音文字に
「ひと工夫」凝らして、
ちゃんと、単語を書き分け
出来るようにしたいと思います。
字形はそのままに
「使い方」を変えるだけなので、
とってもカンタンです。(への)
◎表意文字に使い変える!
なんだ当たり前かと
思われるかもしれませんが、
よく見て下さい。
表意文字であって
表語文字ではありません。
つまり、(笑)の類です。(への)
この(〜)系、
地理でも河川の名前の後ろに
よく使われてますよね。
例えば、
ユーフラテス(川)や
モンブラン(山)など。
部首と違って
一文字単位ですから
表意「文字」だと言えます。
もちろん、
単語にかかっている点で、
文にかかる(笑)とは違いますが、
それでも仕組み自体は一緒です。
これを使えば、
表音文字との組み合わせ爆発を
起こすことができます。
それも、あのヒエログリフや
楔形文字で使われている方法ですよ。
例えば、「リンゴ」。
🍎
「リンゴ」といったら
関連する語彙では
他に何があるでしょう?
上位概念の「果物」や
下位概念の「フジ」
関連語彙の「ナシ」や
抽象概念の「知恵」や
「重力」がありますね。
(〜)はカテゴリーを表し、
「象徴」のような使い方をします。
そのため、
具体的な語彙の派生はもちろん、
象形文字としては作れない
抽象語彙の表記にも優れているんです。
(まさに「象徴文字」!)
なので、これだけで
書き分け可能な語彙を
爆発的に増やすことが
出来るわけです。
例えば、
フジ(リンゴ)や
チエ(リンゴ)がそうです。
もしこれが、
フジ(山)やチエ(人)なら
別単語になりますよね。
単語のカテゴリーが別なので、
音読は同じでも、
黙読を違えることができる
というわけですね。
何より、結構アバウトでいいので、
形の似ているナシ(リンゴ)や
洋なし(リンゴ)まで表すことが
出来ます。
実際、ヒエログリフでは
「アヒル」で「虫」の
カテゴリーまで表していましたし、
漢字の部首だって、
魚偏で「クジラ」を、
虫偏で「蛇」を表していますからね。
(への)
十分許容範囲だと言えます。
これだけで、
①固有名詞の属性の判別
②一般名詞の同音異義語の区別
*2
を行うことができる…
まさに、一石二鳥ですね。
〜
それでは以上、
象形文字のだいばくはつでした。
m(_ _)m
次回も引き続き、
「象形文字」について
考えて行きたいと思います。
それでは、また(への)/
P.S.
*1
英語表記で行く場合でも、
「絵文字」と混ぜ書きすると
面白くなると思います。
*2
この内、
①固有名詞の属性の判別
は、アッシリアや
アケメネス朝ペルシアの
楔形文字でも使われていました。
また、ヒエログリフでは
②一般名詞の同音異義語の区別
も使われていました。
ただ、厳密には、
文字の読みを決め、
同音異義語を防ぐ目的で
使われていたようです。
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