*この記事は
旧サイト「文字部スクリプタ」
からの移転&リニューアル記事
になります。
どうも、ぺのっぺです。
(への)/
さて、オリジナルの文字を作るときは、
前もって、最低以下の3つは
決めておきましょう!
闇雲に作っても
模様の集合になりかねませんし、
後で整理するのも一苦労です。
(への;)
①書字方向
②言語(並び順)
③表音か表意か表語か
今日はそのうちの
「①書字方向」について
考えて行きたいと思います。
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書字方向
実はこれ、意外と大事なんです。
文字のデザイン自体が変わります。
さて、文字のデザインと聞いて、
それはカリグラフィーに入るのではないか?
と思われた方、流石です。(への;)
しかし、
カリグラフィーとは違うのだよ! カリグラフィーとは!
残念ながら、
「書字方向」は
カリグラフィーには入りません。
確かに、「書字方向」は、
文字のデザインと密接に関わりますが、
カリグラフィーよりも
さらに「大きい単位」なんです。
何より「書字方向」が変わると、
その文字の別デザインの域を
超えてしまいます。
なので、カリグラフィーには入らないんです。
そもそも、
「書字方向」を変えるだけでしたら、
別のデザインや書体にする
必要がありません。
そのことからも、
「デザインとは別の要素」であることが
お分かり頂けるかと思います。
書字方向ひとつで「新しい文字」が創れる!!
逆に言えば、
「書字方向」ひとつ変えるだけで
「新しい文字」が創れてしまうんです!
何より、「縦書き」と「横書き」とでは
筆運びや字の連なりが異なって来るので、
おのずとデザイン変更のポイントも
見えて来ます。
*もちろん、
筆記媒体に筆を指定しないような
非手書きの飾り文字の場合は
異なりますが…、
その場合でも、
書字方向を変えてみるだけで
異なるデザインが見えて来ますよ!
書字方向は「十字キー」!!
さて、話を戻しますと、
書字方向はズバリ
「十字キー」です。
もちろん、「十字キー」と言っても
コントローラーではありませんよ(笑)
「十字キー」と申しましたのは、
「書字方向」には
「上下左右の4種類」
があるからなんです!
○上から下に:雨の滴るように
レア度★★★☆☆
ex,仮名・漢字・モンゴル文字.etc
●左から右に:マリオの進む方へ
レア度★☆☆☆☆
ex,仮名・漢字・ほとんどの文字.etc
●右から左に:舞台の上座から下座へ
レア度★★☆☆☆
ex,アラビア文字・ヘブライ文字・
古い看板の仮名・漢字.etc
ここまでは、
まだまだ常識の範囲ですね。
(への)
○下から上に:天に昇るハシゴの如く!
レア度★★★★★
ex,オガム文字、卒塔婆の文字の2つ!
ご存知の方もいるかもしれませんが、
アイルランドの古い文字、
「オガム文字」は、
「下から上に」書くんです。
そして、お墓の卒塔婆に書かれた梵字、
「アバラカキャ」と昇って参ります。
まさに、「エンジェルラダー」、
「拝む文字」なわけですよ(笑)
ちなみに、この2種類しかありません。
詳しくはこちらの記事で!
まとめ
○上から下に
●左から右に
●右から左に
○下から上に
以上、「書字方向」のお話でした。
m(_ _)m
流石に全書字方向の文字はありませんが、
実は日本語には古い看板を含めると、
上の3つの書字方向があるんです。
これは、世界史的に見ても
ヒエログリフなど少数しか例がありません。
もちろん、
古い看板を入れれば、
の話ですが。(への;)
さて、みなさんは、
どの書字方向を選びますか?
私のオススメは
アルファベットの縦書き体ですね。
(への)
モンゴル文字などを参考に
デザインしてみると、
お洒落で面白いと思いますよ!
P.S.
さすがに、レア度★★★★★に
挑まれる方はいらっしゃいませんよね。
「逆立ち」しても、
作るのが難しそうですし…。
(への;)
ちなみに、私もまだ作れてません(笑)
ただ、もしこれを創れれば、
「世界観」自体が変わること
間違いなしです。
「逆さメガネ」しかりですが、
何らかの作品世界を構築する際にも、
こうした「書字方向」は、
作品の世界観や宗教観を彩る上で
重要なファクターとなって来ます。
中でも「下から上」は
個性が半端じゃないです。
(への)
作るのが難しい分、
オリジナリティーも強いですし、
作品世界の宗教観なども、
反映させやすいです。
何せ、「天に昇る方向」
なわけですからね(笑)
つまり、
「文字から世界観を創る」
ということです。
そのことについても、
このブログで考察して行きたい
と思いますので…、
以後よろしくお願い致します。
m(_ _)m
独断込みで色々申し訳ないですが、
何かの参考になって頂ければ幸いです。
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