草書は漢字の筆記体!書き崩された漢字を味わう♪

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どうもみなさん、こんにちは。

ぺのっぺです。(への)/

前回は「篆書」について見て来ました。

2200年たった今でも

使われている書体で、

漢字の歴史がひとつ一つの

字に宿っている、

という内容でした。

文字ブの看板の

「文字」の部分も

「篆書(印相体)」です。

そこで、今日は

文字ブの看板の残り、

「ブ」の音に使われている

「草書」について

見て行きたいと思います。(への)

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草書とは書き崩されたもの

書き崩す?壊れるじゃないの?

そう、壊れるんですよ。

読めたもんじゃありません…

じゃなくて、キレイですよ。草書は。

読めないくらいに美しいんです。

これが芸術というものなんです。

読めてしまってはいけない…

ではなくて、

「書き崩す」というのは、

筆記体にすることです。

ほとんどの字を一筆書きにし、

字と字をつなげ文字にすることで、

書きやすくします。

書き崩す

= 一筆書き&つなげ文字

書きやすい!

英語の筆記体も

書き崩しの一種です。

そして、「草書」とは

漢字を書きやすく

筆記体にしたものなんです。

もちろん、全ての字が

一筆書きのつなげ文字に

なっているわけではありません。

 

これは英語の筆記体といっしょで、

全て一筆につなげると、

かえって書きづらくなるからです。

何より不格好で

読みづらくなっちゃいます。

ただ、漢字の場合は

字の量が半端じゃないので、

英語の筆記体のように

草書を身に着けるとなると、

かなり大変です。

覚えるのが難しい、

読むのが難しい、

書くのも難しい…

でも、現代は便利な時代!

教養がなくても手軽に

草書を楽しめるものがあるんですよ♪

それが、前回ご紹介した

白舟フォントです。

(一番下にあります)

教育漢字1006字内であれば、

名前が変換されます。

ちょうど古い看板のような

趣を出すことができますよ。(への)

また、これも

篆書フォントのとき同様、

ひらがな・カタカナ・

アルファベット・数字まで

書体に合わせた

デザインになっています。

%e8%8d%89%e6%9b%b8%ef%bc%92

なので混ぜ書き

楽しむこともできますよ。

ただし、アルファベットは

「全角」で打たないと

変換されません。

通常のローマ字入力では

半角なので、

「全角入力」に変換するか、

かな入力で文字名を入力し、

変換する必要があります。

エイ⇒A

つなげ文字は手書き・アナログの醍醐味♪

でも、フォント(デジタル)だと

縦書きのつなげ文字までは

再現できません。

アラビア文字のように、

つなげ方がどの文字も

共通ならば、

つなげ文字フォントも

再現できるのですが、

草書はつなげ方が

文字ごとに適当なので、

フォントだと

一字区切りが限度なんです。

確かに、ワープロの

「縦書き」を利用すれば、

縦書き自体は可能ですよ。

でも、つなげ字にすることは

できないんです。

もちろん、横書きや

漢文・四字熟語なら

つなげる必要はありません。

でも、仮名と混ぜ書きして

縦書きにする場合は、

ある程度つなげないと

それっぽくなりません。

やはり、つなげ文字は

手書き・アナログの

醍醐味なんですね。

これはもう、

描画ソフトに取り込んで

加工を施すより他にありません。

アナデジで行くしかなさそうです。

一方、横書きの方ですが、

横書きは横書きで、

問題があります。

縦書きと違って、

つなげ文字にする

必要はありませんが、

ワープロだと、

右から左には

打てないんです。

そのため、

昔風の右から左に書く

右横書きの看板を

再現できないんです。

もちろん、

反対に打ってけばいいだけですが、

長い文章制作となると大変です。

やはり、手書きの強み

こうした「つなげ文字」にありますね。

これは英語の筆記体にも言えます。

ただ、最近は、ロボットも

進化して来ているので、

そのうち、

達人の筆跡を模した筆使いで、

書いてくれる日が

来るのかもしれませんね。

自分のタワイモナイ

日常の文章が

流麗な草書となって現れる。

何だか滑稽で

面白いですよね。(への)

草書は難しいけど、便利な一面も!

以上、何かと古めかしい

イメージばかりの草書ですが、

実はあの中国簡体字

デザインにも生きてるんですよ。

中国簡体字は、

字形を省略したり、

同音の簡単な漢字に換えたり、

様々な簡略方法を駆使して

生み出されました。

でも、その中に、

草書を楷書化した

デザインがあるんです。

例えば、言偏。

言偏簡体字

草書を楷書化して

取り入れることで、

「7画から2画に」

画数を減らしています。

書きやすい草書と

読みやすい楷書の

「いいとこ取り」

をしているわけです。

でも何だかこれを見ると、

「書き崩す」というのが、

何も難しくするだけではない

ことがわかりますね。

そう、「簡略化」です。

一見難解なだけの

「草書」ですが、

実はその「難しさ」と同時に、

反対の「簡便さ」

持ち合わせてるんです。

ただ、草書はそもそも

「速く書ける!」という

利便性を目的に作られた

書体なので、

当たり前と言えば

当たり前なんですが。(への;)

なので、

一度覚えさえすれば、

(書き手にとっては)

非常に便利な書体

でもあるんです。

(読み手はもちろん

置いてけぼり…への;)

もしかしたら、

楷書よりも3倍!!!

「速く」書けるように

なるのかもしれません。(への)

 「早く」は無理ですけど…

ただ、メモ書きにはむしろ

「中国簡体字」の方が向いてます。

草書よりも覚えやすくて

読みやすいですし、

中国語の勉強にも

少しは役立ちますからね。

(ただし声調は別!)

まとめ

  • 草書は美しくて読めない…
  • 草書こそ手書きの醍醐味♪
  • 草書は難しいけど、速い!?

書き手専用超高機動型書体!!

(3倍速い!?)

以上、「草書」についてのお話でした。

ちなみに、

文字ブの看板ですが、

「ブ」の字は「部」

草書になっています。

「ブ」は部活の「部」ではなく、

あくまでブログの「ブ」なので、

「篆書(印相体)」ではなく、

「草書」の方を当てることにしました。

何より、これなら

篆書(印相体)と草書、

千年越しの混ぜ書きに

なりますからね。(への)

また、書字方向ですが、

読みやすくするため、

昔風の「右横書き」ではなく、

現代風の「左横書き」にしてあります。

(まあ、それでも

読みづらいとは思います…への;)

それでは、今日はこの辺で。

次回は草書と関係の深い

「変体仮名」について

見て行きたいと思います。

ではでは!(への)/

P.S.

ちなみに、扉絵の文字ですが、

草書で右から左に「世界」

と書いてあります。

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コメント♪

  1. ゴルフワン より:

    草書体は改めて見ると美しいですね。
    私の父は研究者ではありませんが、古典作品の草書体を読んでいます。
    ちなみに私の印鑑は篆書体です。お店ののれんや看板など、身近なところにはいろいろな文字の書体があるんですね。

    • ぺのっぺぺのっぺ より:

      はじめまして、ゴルフワンさん。初コメありがとうございます。

      古典作品を草書体で読めるとは、素晴らしいお父さまをお持ちですね。

      草書の説明を書いておいて何ですが、私はまだ部分的にしか読めません。

      また、古典作品ということはおそらく草書と変体仮名の混ざり文ですね?

      変体仮名の説明はまだしておりませんが、草書は漢字、変体仮名は仮名です。
      字形は似ていますが変体仮名の方が草書より崩されています。

      あと、篆書の印鑑とは素敵ですね。私はごく普通の印鑑です。笑

      おっしゃるとおり、漢字にはいろいろな書体があるので、
      他にも甲骨文字などで自分の名前を書いてみると面白いと思いますよ。

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