踊り字(々)で踊りまくる♪日本独特のノマに呑まれよ!

どうも、ぺのっぺです!

(への)/

今日は「踊り字(々)」

踊りまくってみたいと思います。

…何だかこうして記事を上げるのは

「々」ですね!(笑)

スポンサーリンク

「踊り字」とは!?

まず、「踊り字」とは、

繰り返し記号のこと。

々(漢字) 

ヽ(カタカナ)

ヽ゛(〃濁音)

ゝ(ひらがな)

ゝ゛(〃濁音)

〃(単語・文)

その中でも有名なのが、コレ!

「々」

その形から「ノマ」

呼ばれることもあります。

(変換も「ノマ」で可能!)

「ノマ」は仮名ではなく、

ある漢字の後ろに付いて、

その漢字を繰り返します。

山々

さて、そんな「々」ですが、

実はコレ、漢字ではありません。

漢字を繰り返しますが、

あくまで「記号」なんです。

実際、漢字より小さいですよね。

9割サイズじゃないですか?

久々

形の似てる「久」と比べ

一回り小さい!

何より、漢字のような

固有の読みがありません。

なので、「々」は

漢字じゃないんですね。

そして、この「々」は

日本だけの記号なんです。

中国本土にはありません。

中国語にも、

漢字を繰り返す語がありますが、

「々」のような記号は使わず、

同じ漢字を2つ並べます。

看看

それと、中国語では、語を繰り返すと、

「少々〜する」の意味になるので、

日本語とは意味が異なるんですね。

ちなみに、「担々麺」ですが、

実はこれは日本での表記。

中国では、

担担面(簡体字)

擔擔麵(繁体字)

「々」を付けないんですね。

さて、そんな日本独特の「々」!

ですが、色々なところに見られます。

一覧

<⇔の色の意味分け>

■赤:⇔

(字面が逆印象なもの。案外、

対義語じゃないものが多い。)

重々しい軽々しい(対義語!)

白々しい黒々と(対義語じゃない!)

◆緑:

(一見似た印象けど違うもの。

例えば、品詞や意味が異なる。)

色々な色々と(品詞が違う!)

時々、刻々と(意味が違う!)

●青:⇔

(意味が近いもの。同義語も込。)

楽々と楽に(意味が近い!)

平々凡々な平凡な(同義語!)

名詞

一般名詞

神々 人々

木々 山々

星々 花々

国々 村々

島々 粒々

節々 粉々

蝶々 狒々(ひひ)

謎々 熱々

面々 品々

我々 個々人

複々線・複々々線

各々(おのおの)

夫々(それぞれ)

諸々(もろもろ)

何々 誰々 丸々

数々の

<少々特殊>

結婚式々場

「々」は、

単語が切れるものには

原則使いませんが…、

結婚式-々場

この場合は同じ漢字を繰り返すと

「再婚」を思わせてしまうため、

「々」を使うことが多いそうです。

固有名詞

佐々木さん(苗字)

菜々さん(人名)

代々木公園(地名)

叙々苑(店名)

担々麺(メニュー)

*助詞が限定的な名詞

以下のものも名詞ですが…

久々の 久々に

久々だ

久々が 久々を

付けられる助詞が

「の」や「に」と限定的です。

名詞なのに、

「が」や「を」を付けられません。

そのため、

形容動詞と区別しづらくなります。

どちらも「〜だ」で終わるためです。

でも、名詞に続くとき、

形容動詞は「〜な」となるのに対し、

名詞は「〜の」と格助詞「の」を伴います。

色々な問題(形容動詞)

諸々の問題(名詞)

助詞は名詞にしか付かないので、

「久々」も名詞だと言えます。

しかし、「昔々」に至っては、

単体では「〜だ」が付けられず、

「久々」のように、

名詞述語になることもできません。

昔々のことだ

昔々にやった

昔々だ

昔々が 昔々を

名詞に続く時「の」が付くので、

一応、名詞です。

でも、これは、単なる名詞ではなく、

「副詞から派生した名詞」

と見るべきでしょう。

実際、「昔々」は単体では副詞です。

昔々、おじいさんと云々…(うんぬん)

それと、同じようなものに

「月々」があります。

月々のお支払い

月々に¥8000

でも、おそらくこれは、

「時間」に関する言葉だからでしょう。

時間関係の名詞、例えば、

「今日」などは、

副詞にも名詞にもなります。

宿題は今日やる(副詞)

今日の宿題(名詞)

今日が 今日を

今日に

(しかも限定的!)

そういえば、先ほどの「久々」も

時間に関する言葉でしたよね。

元々、副詞だったから

完全な名詞にはなれなかった。

そう考えるとしっくり来ませんか?

ただ、「諸々(もろもろ)」の方は

よくわかりません。

「色々」と違って、

なぜ「の」を伴うのか?

もはや、謎々です…。

形容詞

〜しい(形容詞)

神々しい

華々しい花々

凛々しい

初々しい

晴々しい

女々しい雄々しい

若々しい若い

猛々(たけだけ)しい

弱々しい

白々しい黒々とした

憎々(にくにく)しい

図々しい

騒々しい

物々しい

重々しい軽々しい

仰々しい

長々しい

生々しい

忌々(いまいま)しい

苦々しい楽々と

痛々しい

刺々しい

甲斐々々しい甲斐甲斐しい

(かいがいしい)

形容詞は多い印象ですね。

〜な(形容動詞)

色々な 様々な

散々な散々、

反対に、形容動詞は少ないようです。

副詞

〜、(「、」は省略可)

名詞との区別のしやすさから

「、」を付けて表記していますが、

「、」を付けないことも多いです。

時々、刻々と

所々、 益々、

日々、 月々、 年々、

昔々、 元々、

近々、 早々、

後々、前々から

薄々、 常々、

一々、 中々、

再々、再三、

散々、散々だ

重々、(⇒重々承知)

重々しい

少々、多々ある

嫌々、好き好き

渋々、(しぶしぶ)

精々、(せいぜい)

愈々、(いよいよ)

追々、(おいおい)

度々、(たびたび)

屡々、(しばしば)

〜に、

徐々に 段々に

順々に 早々に

程々に 大々的に

直々(じきじき)に

直(じか)に 直(じき)に

〜と、

着々と 淡々と

次々と 続々と

刻々と時々、

鬱々と 黙々と

脈々と

悶々(もんもん)と

沸々(ふつふつ)と

燦々(さんさん)と

煌々(こうこう)と

飄々(ひょうひょう)と

易々(やすやす)と容易に

楽々と楽に

色々と色々な

意気揚々と

〜とした

青々とした木々

赤々とした花々

黒々とした夜空

寒々とした冬空

丸々とした顔

丸々1個

細々(こまごま)とした違い

細細(ほそぼそ)と

一見、「〜とした」の形で

名詞に掛かってますが、

実は、「〜と」までで切れて、

後ろの「〜した(動詞)」に

掛かっているので「副詞」。

名詞に掛かっているのは、

あくまで「〜した」の部分です。

動詞?

茶々を入れる

茶々「を」入れる

「を」があるので、

「○々」部分は「名詞」!

色々ある

色々「と」ある

多々ある

多々ある

重々承知している

重々承知している

動詞前で切れるので、

「○々」部分はあくまで

動詞ではなく、「副詞」!

物々交換する

「物々」交換する

「物と物とを」交換する

セットで見れば動詞だが、

「○々」部分が副詞的!

どうやら、「々」表現に

本来的な動詞はないようです。

<訂正云々>

云々(うんぬん)する

(あれこれと批評する)

⇒「動詞」!

「云々をする」のように

「を」を付けて言うことはないので、

派生的ではありますが、動詞だと言えそうです。

文末表現

…等々(などなど)

AはBだし云々(うんぬん)…*

*〜云々=〜以下略

慣用表現

常に一定の言い回しで

使われる慣用表現。

下々のものよ!

夢々忘れるな!

微々たるもの、

遅々(ちち)として進まず!

上々(じょうじょう)だ。

内々(うちうち)で…

並々ならぬ〜並の〜ではない

皆々(みなみな)の衆

全国津々浦々から集めた品々

隅々(すみずみ)まで捜す。

往々(おうおう)にして

行く先々(さきざき)で

間々(まま)あること。

親子共々(ともども)

万々歳(ばんばんざい)だ。

やる気満々!

丸々1個プレゼント!

特徴色々

「々」が濁るのが多い!

神々 人々

木々 様々

記号なので濁点は振りませんが、

振って表すとこうなります。

神々゛ 人々゛

木々゛

様々゛

誰々サマサマだよ〜♪

(様々と意味も違う!)

*<連声(れんじょう)>

…云々(うんぬん)

「うんうん」ではなく,

「うんん」と連続して言います。

四字熟語も多い!

奇々怪々な奇怪な

平々凡々な平凡な

平々凡々に平凡に

三々五々、(さんさんごご)

三三が9 五五25

喧々諤々(けんけんがくがく)と

唯々諾々(いいだくだく)と

時々刻々(じじこくこく)と

刻々と 時々(ときどき)、

年々歳々年々、

正々堂々と

堂々と、威風堂々

戦々恐々と

明々白々な明白な

興味津々な津々浦々の

子々孫々

(古代中国だと「二」)

準々決勝

四季折々の

前途洋々の

津々浦々の興味津々

是々非々(ぜぜひひ)の姿勢で

是非、

重々承知のうえ

物々交換(を)する

▲三字熟語も

前々回

複々線

段々畑

赤裸々に

その他諸々小ネタ

品詞をまたぐもの

色々な(形容動詞)

色々と(副詞)

〜した日々が(名詞)

日々、(副詞)

音訓の二刀流!

神々しい神々は

神々しいのだよ!

:神々しい(コウゴウしい)

:神々(かみがみ)

々々

「々」の中には

連続するものもあります。

複々々線

でも、次の2つは少々特殊です。

部分々々

一杯々々だ!

そう、前の「熟語」

繰り返しているんですね。

部分部分

一杯一杯だ!

なので…、

部分分分

一杯杯杯

というわけではないので、

注意が必要です。

ちなみに、奈良時代では

「部々分々」と互い違いに

書いていたそうですよ。

ノマると意味がかわるもの

<集合名詞>

神々 人々

木々 山々

<強調>

平々凡々に生きるので

一杯々々だ!

<集合名詞や強調以外の意味?>

夢々、(=決して〜するな!)

一見、夢(ドリーム)とは

違うかと思いきや…

夢々、忘れるな!

=夢、忘れるな!

どうやら、単体でも

「決して〜するな!」

の意味で使うようなので、

これも強調の意味で

ノマっているんですね。

なので、「夢を忘れるな!」

という意味ではありません。

でも、1つ見つけました!

それが、「直(じき)に」と

「直々(じきじき)に」。

「直」の字の読み方は一緒なのに、

ノマると意味が変わってしまっていますね。

直に=直ぐに(すぐに)

直々に=直接

なので、強調とは違います。

むしろ、「直々に」は

「直(じか)に」と意味的には

ペアになりますね。

直々(じきじき)に=直接

直(じか)に=直接

でも、読み方が変わってしまいます。

読みが同じ「直(じき)に」が

「直々に」とは違う意味になって、

読みが違う「直(じか)に」が

「直々に」と同じ意味になる…。

何とも奇妙な話ですよね。

直ぐに 直(じき)に 直々に

直(じか)に 直接わかること

「々」っぽいけど違う!

金銀

金々

「木々」のように

濁ってるわけではありません。

錆びてるんです。銀が…。

金は錆びませんからねぇ…。

オノマトペっぽいけど違う!

悶々(モンモン)とウンウンと

淡々(タンタン)とトントン拍子

燦々(サンサン)とギラギラと

煌々(コウコウ)とキラキラと

あくまで「漢字」なので、

オノマトペ*ではありません。

*オノマトペ

=擬音語と擬態語の総称

意味合い的には、

漢語のオノマトペと言えなくもないですが、

和語のオノマトペと区別するためか、

別グループの扱いになるそうです。

踊り字の由来は古代中国「殷」!

踊り字の由来ですが、

古代中国「殷」の時代の

金文に見られます。

引用:wikipedia:史頌鼎(ししょうてい)

「二」の字を下に小さく添えて

「子々孫々」。

言葉まで残ってますね。

「々」の字形は「仝」から

対し、「々」は字形の由来は、

一説に「同」の異体字「仝」の

変形から生まれたそうです。

々:仝

あまり、似てないですけどね…。

台湾での新しいノマ

さて、中国本土には

残念ながら「々」は残っていませんが、

台湾には日本統治時代の名残で

「々」が残っています。

謝謝=謝々

日本と違って非公式扱いですが、

それでも、日本と同じ「々」が

見られるのには、親しみが湧きますよね。

そして、台湾のネット上では

新しい「々」表現も生まれています。

それが、

「々」を数学の「2乗」で表す!

というもの。

謝々=謝

つまり、

「一々」は「1」と表せる!

ということです。

何と、これは図らずも

「原点回帰」になってますね!

知ってか知らずか、

古代中国の「子の表現を

踏襲したものになっています。

あえて、ノマらない表現

<謎謎>

子子子子子子子子子子子子

ねこのここねこ、ししのここじし

(猫の子子猫、獅子の子子獅子)

<読みが違う!?>

日日是好日

(にちにちこれこうじつ)

日々(ひび)

日日(にちにち)

読みは「ひび」ではなく、

「にちにち」です。

一応、「ひび」と読んでも

間違いではないようですが。

それと、

「にちにちこれこうじつ」で

定着していますが、正しくは、

「にちにちこれこうにち」らしいです。

なので、

読みは言いやすいのを使って

構わないと思います。

例えば、意味の取りやすい読み方は

「ひびこれよきひ」ですし。

また、表記ですが、

「々」バージョンも見られます。

日々是好日

(にちにちこれこうじつ)

でも、「々」の表記による

読み方の変換や区別はないです。

<表現>

前前前世

前々回

<算数>

九九81

もしかしたら、

あえて、ノマらないことで

「掛け算」であることを

示してるのかもしれないですね。

何分、「九九」は

読みが特殊なのが多いですから、

その区別を表しているのかも

しれません。

<語の区別のため>

方々(かたがた)

方方(ほうぼう)周って

<強調>

お目目をよく見て!

ノマれ!ノマりまくれ!

森の木々々が生い茂る

(きぎぎ)

日々々の努力の結「晶」さ

(ひびび)

日々々々々々土

(ひびびび びびど)

HiBBB ViViD 週休6日!

色々々な三色旗

フランス・イタリア

・ドイツにオランダ

(いろいろいろ)

我々々は三人衆!

(われわれわれ)

微々々たる素粒子!

(びびび)

平々日々是平日

(へいへいにちにち

これへいじつ)

九九々729

(くくく)

目目々が通る

(めめめ)

凛々々々々々々ー♪しく

スマホがCalling!

炭酸々=co2

炭酸々水

(たんさんさんすい)

え? 炭酸=co?

ノマれないよ〜!

前前前回から

張られてた伏線〜♪

現現現世なら〜♪

来来来世でも〜♪

後後後世まで〜♪

全全全世界を〜♪

まとめ:ノマ連鎖に挑戦!

〜守り切れなかった神々の弁明〜

昔々我々神々は、日々、

諸々の国々の村々の人々のために

代々色々な方法で、四季折々の

様々な恵みをもたらし、

その子々孫々を見守ってきた。

14

青々とした山々の木々や

凛々しく舞い踊る蝶々、

所々に咲き乱れる赤々とした花々や

黒々とした夜空に煌々と光輝く星々…

等々を通して、時々各々個々人別々に、

縁を結んで来たりもしたのだ。

30

しかし、

続々と次々やってくる誰々の祈りに

一々唯々諾々と早々に応えてやるのは

中々に骨が折れるのでな。

38

神々と云えども、

楽々というわけにはいかん。

40(39)

それに信仰が徐々に失われ、

段々に弱くなってきてしまった

今となっては、与えられるご利益も

ほんの微々たるものなのだ。

43(42)

だから、我々としても

一杯々々だったのだよ。

46(44)

…しかし、こうして重々しい態度で

神々しく祭り上げられるのは、久々だ。

少々、仰々しくはあるがな…。

50(48)

まあ、あれこれ云々しても仕方ない…。

どれ、小さなきっかけぐらいなら

作ってあげようじゃないか…。

51(49)

〜(神々と我々が2回ずつ)〜

以上、お粗末さまでした。m(_ _)m

というわけで、今日はこの辺で。

それでは、また(への)/

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント♪

  1. ゴルフワン より:

    「々」を踊り字というんですね!知りませんでした。小学校低学年のとき、「時々」を「時時」と書くように先生に直された記憶があります。
    あと、女子の間では「めちゃめちゃ」を「めちゃ×2」と書くのも流行ってました。ある意味、文字を書く時間の短縮になりますね。
    ただ、「前前前世」を「前×3世」にすると、文字のバランスが崩れてしまいますので、漢字の場合は踊り字を使う方がスタイルがよさそうに思えます。
    ぺのっぺさんが他の記事で言及されているように文字は「美しさ」が必要ですね♪

    • ぺのっぺぺのっぺ より:

      ゴルフワンさん、返信遅れました。m(_ _)m
      毎度コメントありがとうございます。(への)/

      おっしゃる通り、踊り字は書く時間を短縮する「機能」
      単語のバランスをスマートに魅せる「美しさ」の両面を併せ持っています。

      まさしく、舞い踊る蝶「々」といったところでしょうか。
      「々」も見方によっては「蝶々」に見えなくもないですからね。


      それにしても、
      小学校低学年では「々」表記は直されてしまうんですね…。

      でも、何だかそれは、
      「ラーメン」を「ラアメン」と直されるぐらい奇妙に思えます。

      確かに、「々」は記号であって漢字ではないですけど、
      「ー(音引き記号)」だってカタカナではなく記号だからです。

      おそらく、まだ習ってないから「々」をペケにしたのでしょうけど、
      「時々」を「時時」と直すのは、弊害の方が大きいような気がします。

      四字熟語の「時々刻々」なら、
      まだ「時時刻刻」とノマらずに書いたりするのでわかりますが…、
      「時々」の方は、今やもうほとんど「時時」とは書かれませんからね。

      一応、辞書などでは、「時時」を先に上げてる例もあるので、
      ノマらない表記が歴史的には正式な表記なのだと思いますが…、

      それでも、一般に定着して使われている表記をペケにするのは、
      生きた言語感覚や文字感覚を損なわせているように思いますね。

      (「前前前世」ならわかりますけど…w)


      「めちゃ✕2」ですか。面白いですね!
      単語を繰り返す踊り字(〃)に比べて、掛ける数を換えるだけで、
      いくらでも繰り返せるのは機能的に見ても優れてますね!

      でも、おっしゃる通り、漢字にすると、「滅茶✕2」…。

      「謝2」の二乗に比べ、熟語全体に掛かれるのは良いんですが、
      どうも仮名に比べ、バランスが悪い感じも受けます。

      おそらく、漢字の場合、
      熟語でも後ろの漢字が独立した印象を持ってしまうためでしょう。

      この場合、「滅茶」の「茶」の部分に
      (✕2)が掛かっているようにも見えますよね?

      それが、仮名に比べてバランス悪く感じる原因なんだと思います。

      それと、「前✕3世」の場合は、
      (✕3)の「3」と後続する「世」が隣接してるせいで、
      「3世」と読めてしまいます。

      そのため、「前かける3世」という風に誤読してしまうんですね。

      これなら「前々々世」の方が読み間違いない点、いいです。


      ただ、「前前前世」の場合は、あえて、ノマらせていませんよね。

      もちろん、「強調」の意味合いでノマらせていないのでしょうが、
      おそらく、これには、もう2つ理由があるように思います。


      1つは、「々」を繰り返すとバランスが悪いから。

      そもそも、「々」は漢字の繰り返しをなくすことで、
      書く時間の短縮だけでなく、バランスを取る役割も果たしています。

      例えば、「時時刻刻」と「時々刻々」なら、
      後者の方がバランスがいいはずです。
      (まあ、前者もチックタックと角ばった感じは出てますが…)

      また、書道などでも、同じ仮名が続く時、例えば、「こころ」などは、
      1つ目の「こ」と2つ目の「こ」のサイズを変えたり(2つ目を小さめに)、
      変体仮名を変えたり(己古呂)、仮名用の「踊り字(ゝ)」を使ったりして
      バランスを作り出します。

      つまり、同じ漢字や仮名は繰り返すと、
      基本、バランスが悪くなるんですね。

      そしてこれは、「々」自身も例外ではありません。

      ブログの記事ではあえて、
      「々々」シリーズも作ってみましたが、
      基本「々々」は不格好になっています。

      色々々な

      というのも、「々」だけ漢字の9割サイズだからです。

      ちょうど、小文字仮名が連続するような
      アンバランスさが「々々」にはあるんですね。

      色々々⇔フュゥチャァ

      これなら、まだ先程の(✕3)を使った方が、
      同じサイズな分、バランスがいいですよね。

      色✕3な(いっそ平仮名で「いろ✕3な」!)

      このように、「々々」は基本不格好になるんです。


      そして、2つ目に「々々」は読みづらいから。

      確かに、「々々」は不格好ですけど、
      それ以上に読みづらいんですよ!

      「前々々世」の場合、「色々々」に比べ、
      ダブルチーズバーガーのように「々々」が
      真ん中に挟まってる分、まだバランスは取れています。

      ちょうど、「複々々線」と同じ構図です。

      でも、「々々」はあまり使わないので、
      一瞬、読むのに戸惑ってしまうんですね。

      「ぜんぜん??ぜんせ?…」と読むのかな?

      やはり、歌詞や曲名では、
      こうした「読みやすさ」も、
      曲の内容同様、重要ですからね。

      「々々」の不格好さと読みづらさを避ける意味もあって、
      「前前前世」にしたのだと思います。


      以上、まとまりのない長文失礼しました。m(_ _)m