どうも、ぺのっぺです。
(への)/
今日は音読み・訓読みで
印象の変わる熟語を集めてみました♪
大雑把ですけど、
グループに分けてみたので、
順番に見て行きましょう!
(のへ)/
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音訓で印象が変わる!?
大きい・小さい
まずは、コチラ!
音訓で変わる印象は
その「大小」です!
①草原
音:ソウ・ゲン
訓:くさ・はら
例えば、この「草原」。
「音読み」だと、
「大草原」が浮かびますが、
「訓読み」だと、
「小さな原っぱ」の印象ですよね。
大草原の小さな家
草原(くさはら)の小屋
②牧場
音:ボク・ジョウ
訓:まき・ば
次に、「牧場」。
音読みだと、オッケー牧場とか
広いイメージがしますけど、
訓読みの「まきば」だと
全体が見晴らせる小さな印象ですよね。
ただ、牧場名は基本、
「音読み」です。
〜牧場(○ボクジョウ ×まきば)
牧場(まきば)の朝
*一部訓読み
次はコレ!
一部、音訓を読む替えるもの。
③工場
音:コウ・ジョウ
訓:コウ・ば
「工」はどちらも音読みですが
「場」だけ音訓で読み替えます。
すると、
訓読みの「こうば」の方は
町工場の小さなイメージに。
対し、
音読みの「コウジョウ」だと、
大規模なイメージがしますよね。
「こうば」は人の手・手作業!
「コウジョウ」は機械の全自動!
堅い・砕けた
次のグループの変化する
印象はコレ!
硬い表現か砕けた表現か?
④明日
音:ミョウ・ニチ
訓:あす/あした
どうでしょう?
「明日」。
普段、訓読みで読んでいますけど、
「ミョウニチ」と音読みで読むと
何だか堅苦しい印象を受けますよね?
これから何か始めるのか?
と言わんばかりのお堅い印象に
変わります。
⑤昨日
音:サク・ジツ
訓:きのう
続いて「昨日」はというと、
これも訓読みの方が一般的で
音読みだと改まった印象がありますね。
昨日(サクジツ)はどうも!
「音読み」の方が
少し礼儀正しく聞こえますよね?
まあ、でも、
失念と 言へば立派な 物忘れ
と江戸時代の川柳にある位なので、
あまり、音訓の印象操作に
惑わされない方が懸命だとは
思いますけどね…(笑)
⑥今日
音:コン・ニチ
訓:きょう
それでは、最後に
「今日」はというと…、
アレ?
今度は印象というより、
意味が変わっちゃってますね。
今日(コンニチ)の経済は…
そう、音読みだと、
今日一日ではなく、
「最近」を意味する
言葉に変わります。
音訓ひとつで、印象どころか
意味まで変わってしまう。
何だかややっこしいですけど、
これはこれで面白いですよね!?
似て非なる!
続いてのグループの印象操作…
いえ、意味変化がコチラ。
似てるけど違う!
先ほどの「今日」と
似たグループになります。
⑦人気
音:ニン・キ
訓:ひと・け
人気のない商店街
さあ、みなさんは
どちらで読まれますか?
音読みの「ニンキ」か?
訓読みの「ひとけ」か?
正直、どちらも
言わんとしていることの
「終着点」は同じですよね?(笑)
先ほどの「今日」よりも、
意味合いは似通っています。
ただ、「大」をつけると…
⑧大人気
音:ダイ・ニン・キ
訓:おとな・げ
(音)大人気じゃない
(訓)大人気ない
足並みが乱れてしまいます…。
何の中身?
続いてのグループは
コチラ!
何の中身か?
ん〜これだけでは
何を言いたいのか、
サッパリなので、
もう、とにかく、
実際に見ちゃいましょう!
⑨最中
音:サイ・チュウ
訓:さ・なか
ん?これは…
堅い・砕けたの
グループですね?
ただ、先ほどの
「昨日」と違って、
むしろ「音読み」の方が
よく使われます。
訓読みの「さなか」は
少し表現よりですね。
その「さなか」、彼は…
「訓読み」の方が
改まった印象です。
でも、一体、
何の中身なんでしょう?
強いて言えば、
時間の中?でしょうか?
何だかよくわからないですね…。
でも実を言うと、
この「最中」!
実はもうひとつ、
別の読み方があるんですよ!
それが…
ヒント:甘い中身
訓:もなか
そう「モナカ」!
何の中身か?
それは「時間」ではなく、
「モナカ」だったんです。
まあ、お茶の最中と考えれば、
時間とモナカはもう〜
一体なんですけどね(笑)
甘いひととき、あずき色♪
人か地名か?
さて、続いてのグループが
コチラ!
人か地名か?
もう実際に見ちゃいましょう!
⑩平野
音:ヘイ・ヤ
訓:ひら・の
どうでしょう?
音読みだと地名!
〜平野
ですけど、
訓読みだと人名ですよね?
平野さん
最初の「草原*」と違って、
「訓読み」だと確実に
人の苗字を指します。
*ちなみに、
草原(くさはら)さんも
いらっしゃいますよ。
でも、平野さんと違って、
「くさはら」という語が
別途、残ってます。
コラム:敬意を込めて音読みで
日本全国図の作成で有名な
『伊能忠敬(いのうただたか)』。
聞いた話では、忠敬の地元、
千葉県香取市佐原では、
忠敬(チュウケイ)先生と
敬意を込めて「音読み」で
呼ぶそうです。
⑪(伊能)忠敬
音:チュウ・ケイ
訓:ただ・たか
名前が漢字で書かれ、
かつ音読み・訓読みの
2種類の読み方がある
日本の人名ならではの
表現だと言えるでしょう。
まとめ
【大きい・小さい】
①草原 ②牧場
③工場
【堅い・砕けた】
④明日 ⑤昨日
⑥(今日)
【似て非なる】
⑦人気
⑧(大人気)
【何の中身?】
⑨最中
【人名か地名か?】
⑩平野
【敬意を込めて音読みで】
⑪忠敬
〜
以上、音訓による印象操作でした。
m(_ _)m
というわけで、今日はこの辺で。
それでは、また(への)/
p.s.何をはらう?
7日に遅い初詣に行った際、
もうひとつ、音訓ペアを
思い付きました!
それがコレ!
「お札」
そう!
音で読めば、「お・サツ」
訓で読めば、「お・ふだ」…
まるで違う言葉になります!
だから、神社仏閣はまさに、
お札払って、お札で祓う!
「音訓習合」
というわけなんですね。
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