どうも、ぺのっぺです!
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前回は16通りの中から
「ハ」の字を1つ選びました♪
4回目の今日は
「ニ」の字を選んでいきます!
それでは、早速参りましょう!*
*Koin 変体仮名さんに
掲載されている種類の中
から選んでいます。
実際の変体仮名は
もっと種類が多く、
書き方も多様ですが、
収拾がつかなくなるので、
Koin変体仮名さんに
掲載されている中から
選ぶことにします。
現代ひらがな・カタカナモデル
まず最初に、
現代のひらがな「に」と
カタカナ「ニ」の元になった
変体仮名を見てみましょう!
仁(に)(ニ)
仁⇒⇒に
(現代ひらがなは漢字から
変体仮名を経由して出来上がった!)
仁⇒ニ
(カタカナは漢字の部首を取って
変体仮名とは別に直接できた!)
「仁王」の「仁(ニ)」の字。
「匂う」ともかかるので、
「王(ワ)」の仮名とセットにしたいですね。
王⇒⇒Ø
(第3の仮名は現代仮名にない)
ちなみに、
カタカナの「ニ」由来ですが、
実は文字通り2通りあります。
仁⇒ニ
二⇒ニ
このように、カタカナには
成り立ちが諸説あるものがあり
この「ニ」もその1つなんですね。
第3の仮名たち
続いて、第3の仮名(造語)
現代のひらがな・カタカナに選ばれず、
歴史の影に消えていってしまった
本当の変体仮名たちです…。
光を当てて、見てみましょう!
爾(尓)
爾⇒⇒Ø
(第3の仮名は現代仮名にない)
玉璽(ギョクジ)の「璽(ジ)」の字。
でも、「ジ」は漢音で
実は呉音が「ニ」なんです。
だから、「ニ」の仮名。
意味としては「ハンコ」のことなので、
これは似た形の「禰(袮)ネ」と
セットにして選ぶのも手ですね。
丹
丹⇒⇒Ø
(第3の仮名は現代仮名にない)
音読みは「タン」ですが、
訓読みが「に」。
なので、「ニ」の仮名です。
意味は鳥居の赤い色
「丹色(にいろ)」のこと。
この字を選ぶと、
イロハ歌の仏教の内容に
鳥居の色が加わって
「神仏習合」になります♪
耳
耳⇒⇒Ø
(第3の仮名は現代仮名にない)
耳鼻科の「耳(ジ)」の字。
でも、この字も実は呉音が「ニ」。
意味はそのまま「耳」のこと♪
色=山桜の花の色
なので、
ここに「耳」が加われば…
「視覚」に「聴覚」が重なります♪
それに、匂うが「嗅覚」ですからね。
ただし、厳密には、
匂うの意味は「視覚」です。
①美しく咲いている。美しく映える。
ちょうど今で言う「映゛え」?
でしょうか?
兒(児)
兒⇒⇒Ø
(第3の仮名は現代仮名にない)
児童の「児(ジ)」の字。
旧漢字は「兒(ジ)」。
意味は文字通り「子ども」のことなので、
この字は崩し方がカッコいいから選ぶ!
というのも手です。
而
而⇒⇒Ø
(第3の仮名は現代仮名にない)
この字も漢音(ジ)で呉音が「ニ」。
意味としては漢文における
「順接・逆接」なので、
あまり歌の内容とマッチしませんね。
これはもう〜「兒」同様、
字がカッコいいから選ぶ!
というのも手です。
尼
尼⇒⇒Ø
(第3の仮名は現代仮名にない)
尼僧(にそう)の尼(ニ)の字。
尼(あま)さんのことです。
前回、「婆」の字のところで、
作者が尼さんかもしれないと
触れました。
なので、「ハ」の仮名に
「婆」を選んだ人は別の仮名
「婆」を選んだ人は
「ニ」の仮名に「尼」を選ぶのも手です。
あるいは「婆」「尼」両方とも揃えて
選ぶのも手でしょう。
まとめ
以上、全8通り!
「イロハニ」で
560*8=全4480通り!
さて、みなさんは
どの仮名を選びましたか?
今回の仮名選びのポイントは
セットになる仮名を意識する
でした。
また、意味は考えず
カッコいいから選ぶ!
のもありでした。
意味重視でセット仮名を考えて
選んでもOK!
意味は考えず
字のカッコよさで選んでもOK!
これは残りの仮名選びでも同様です。
〜〜〜
あと、呉音で覚えられる仮名も
多かったですね。
(璽)
(耳)(児)
(而)
どれも呉音は「ニ」:漢音は「ジ」!
実は仮名は呉音と訓読みから
来てるものがほとんどです。
〜〜〜
さて、文字ブとしては
「耳」の字を選びます。
といっても、理由は1つだけ!
①視覚・嗅覚に「聴力」を足せるから!
〜〜〜
というわけで、4回目の今日は
「ニ」の字を選びました!
次回は「ホ」の字を選んでいきます。
それでは、今日はこの辺で。
また次回お会いしましょう!
(の へ)/
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