どうも、ぺのっぺです。
(への)/
いや〜、もうすぐ
「平成」が終わりますね!
そこで今日は、
そんな平成の「30年間」を
考えるのに最適な漢数字を
ご紹介したいと思います♪
*厳密には「31年」に
差し掛かってますが、
記事の流れ的に「30年」
ということで話を進めていきます。
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平成は「丗」年!
それがコチラ!
丗
「十」を横に三つ並べて
「丗(30)」!
丗=十十十
=10+10+10
=30
現代仮名遣いの今では
もう使われなくなりましたが、
歴史的仮名遣いの時代には、
「廿日市市(はつかいちし)」の
「廿(20)」とともに
普通に使われていました。
廿=十十
=10+10
=20
字体はそれぞれ2種類ずつ。
丗:卅(30)
廿:〹(20)
どちらも、それぞれ
「30」と「20」です。
「丗」は「世」:30年は1世代!
さて、この「丗」。
なぜ、平成を振り返るのに
最適な漢数字なのか?
それは、
この「丗」という漢数字が
世界の「世」の字の
元になった漢数字だからです。
「世」の字は何と
「丗」から生まれました。
丗→世
だから、「丗」の
音読みは「世」と同じ
「セ・セイ」!
なぜなら、この「世」の字は
元々「30年」を意味する
漢字だったからです。
象形。「十」を三つ重ねた丗を原字とし、自分の子へ継ぐまでの約三十年が元の意で幾世代も続くことを意味したもの(説文解字『三十年爲一世。从卅而曳長之』)とされる。一方、三十を表すという解釈は誤りで「世」は「葉(枼)」を原字とし、甲骨文字で分かるように草木の枝葉の新芽の出ている形を示しており、それによって新しい時期、世代を表すものであるとする説(白川説)もある。
そう、
「30年:1世代」
だから、平成の30年間は
「平成1世代」
ということなんですね。
グリム童話の「30年」
それに、ドイツのグリム童話でも、
『寿命』というエピソードで、
「30年」という数字は
特別な意味を持って語られています。
童話の中で「30年」は
人間に最初に与えられた
「元々の寿命の長さ」
を意味していました。
でも、人々は、世帯を持って
人生これから!というときに
死ななければならないのに
我慢できませんでした…。
そこで、神様に言って、
ロバや犬や猿から寿命を
間接的に分けてもらったんです。
結果、自分のために生きられる
本来の寿命はあくまで
「30年」のままで、
その後の余生は、
ロバのように皆のために働き
老犬のように隅っこで寝そべり、
猿のように笑われることに
なったのだとか…。
何だか皮肉ですね…。
でも、確かに、
30年は自分の世代(世帯)を
作っていく期間で…、
それ以降は、
次の世代(世帯)のために
尽力していくイメージが
ありますよね。
93歳の祖父母
63歳の両親
33歳の自分
3才の子ども
人生100年
4世代4世帯!
あくまで目安ですけど…(汗)
とにもかくにも、
「30年は1世代」
というわけです。
確かに、様々な物語でも
30年は主人公が代替わりする
1つのスパン(1世代)ですし、
結婚などのゴール(1世帯)も
意味しますからね。
だから、
「人生100年時代」
と言われる現代でも、
この「30年」という数字は
やはり、1つの区切りを
意味し続けていると言えます。
論語の「而立(じりつ)」
じゃないですけどね。
「平成」だけ30年!
さて、そのような特別な
数字をいただいている
「平成」という元号…。
お気づきの通り、
他の元号にはない
「長さ」ですよね。
明治は45年
大正は15年
昭和は64年
やはり、
「平成の30年間
(31年)」
というこの長さは、
1つの時代として語るのに、
ちょうどいい長さのような
気がします。
大正の15年間でも
「大正デモクラシー」と
言われましたけど、
平成元年生まれが
ちょうど「30〜31歳」
であるこの長さは、
やはり、1つの区切りとして
語りやすいように思います。
昭和は長い分、前半と後半で
区切られてしまいますからね…。
まとめ
「平成」は
「約30年間」
「30」は「丗」
「丗」は「世」
「世」はもともと
「1世代」を意味した
グリム童話の『寿命』でも
人間の元々の寿命の長さは
「30年(30歳)」
様々な物語でも
1世代の区切りは
大体「30年」
だから、
平成の30年間は
ちょうど「1世代」
〜
以上、平成「丗」代でした。
というわけで、今日はこの辺で。
それでは、また(への)/
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