どうも、ぺのっぺです。
(への)/
今日は文芸部(文字ブ)らしく、
「文字」をテーマにした詩を
5つ作ってみました♪
拙作ですが、温かい目で
見て頂ければと思います。
m(_ _)m
はじめに文字ありき
はじめに文字ありき
文字は紙とともにあり
文字は紙なりき
文字の内に言葉が宿り
闇に響いたが
闇はこれを悟らざりき
上書き
誰が書いたというのだろう
私のノートに黒々と
消せないインクではっきりと
怯え切った刻印を
承諾なしに焼き付けた
誰が書いたというのだろう
私の自由のページには
こんな灰の鉛筆じゃ
上書きできない文様が
隅から隅まで続いてる
誰が書いたというのだろう
下書きばかりの心では
赤えんぴつの芯でさえ
これの続きは書けやしない
きっと誰にも書けやしない
概数
一つで十分
百もの千万
記憶の眺望
一景に如かず
ひとつでじゅうぶん
ひゃくものちよろず
きおくのちょうぼう
いっけいにしかず
ひとつで十分なんだ
百千万にも分けられる世界は
この記憶の眺めだって
目前の一個の景色にも
及ばないのだから
〜
記憶や経験、知識
といった「世界観」によって
幾千にも分けられる世界だが、
それら断片、すべてを足し合わせても
目の前の一個の景色にも及ばない。
だから、世界はひとつで十分なんだ。
超訳するとそうなります。
これは哲学の
「部分の総和は全体に如かず」
から持って来ました。
全部分<全体
↓↓
全経験<世界
⇒「経験の総和は世界に如かず」
宇宙はユニバース。
「ひとつ」ですからね。
記録
文字は
産み落とされた
言葉の海の
辰の「落とし子」
だから翔べない
地を這う蛇のように
だからわからない
飛び去るもの
すべての記憶が
文字は
「デミウルゴス」
産みの親の
言葉も心も
わからない
だからただ
そこにあるだけ
魂はなく
目を持つ者の
光なくしては
それを見ることはない
デミウルゴス
=偽の神。でも、自分を神だと
思っており、真の神を知らない。
おわりに文字がある
おわりに文字がある
文字は言葉とともにあって
文字は言葉となるだろう
この内に心が宿り
闇に響くとき
闇がこれを拒むことはない
〜 0nd 〜
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