七夕祈願を兼ねて創作漢字を作りました!作り方も考察して行きます♪

どうも、ぺのっぺです。

(への)/

今日は七夕ということで、

ひとつ「創作漢字」を作ってみました♪

七夕

「亡」「七」にして、

月王』「たなばた」

音読みは「ボウ」

でも、これだけで終わるのも何なので、

今日は創作漢字のポイント

私なりにまとめて行きたいと思います。

(への)♪

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*元ネタ漢字を決める!

ゼロから漢字を作ってもいいですが、

私は元ネタ漢字から

作ることをオススメします。

というのも、

元ネタ漢字から作ると、

掛詞(かけことば)ならぬ

「掛け漢字」が出来るからです。

また、音・訓を引き継ぐことで、

単語や熟語も

引き継ぐことが出来ます。

これなら、

新しく熟語を作る手間も省けますし、

ユーザー側も使用イメージを

つかみやすいですよね。

何よりゼロから作るより

カンタンです♪

一箇所だけいじる!

なぜ、「七夕王」ではなく

『七月王』なのか?、

疑問に思われた方も

いらっしゃったかと思います。

たしかに、

「たなばた」と読ませるなら、

「七夕王」の方がいいでしょう。

『七月王』では中途半端な印象を

受けなくもありません。

でも、これは、

いじる箇所を一箇所だけにして

元ネタ漢字と似せるため

なんですよ。

もし、「七夕王」としてしまったら、

2箇所いじることになるので、

どうしても、

元ネタ漢字から

離れてしまいます。

そうなると、

元ネタ漢字と掛けることが

出来なくなってしまいます。

つまり、

元ネタ漢字のパロディが

務まらなくなっちゃうんです。

だから、あえて

一箇所だけしか

いじっていないんです。

もちろん、似せられるなら

二箇所三箇所いじるのもありです。

ちなみに、いじり方ですが、

「3通り」考えられます。

足す!

ギター漢字a

「古」「口」足して

「ギター」の象形文字。

音読みは「古」から取って

「コ」

引く!

シマウマa

「馬」から縦線一本引いて

「シマウマ」の象形文字。

音読みは「馬」からとって

「バ・マ」

変える!

ギター漢字b

「楽」「木」「口」変えて

「ギター」の象形文字。

音読みは「楽」から取って

「ラク・ガク」

「音読み」も決める!

「訓読み」は何の漢字を作るか

決める段階で決まりますが、

「音読み」は決まりません。

必しも必要ではありませんが、

創作漢字といえども、

やっぱり漢字なので

「音読み」は欲しいところです。

何より「音読み」があることで、

様々な熟語を新しく

作リ変えることが出来ますからね。

希望

また、「音読み」は元ネタ漢字と

共通の方が何かと便利です。

これは「訓読み」の場合も同様です。

望み

元ネタ漢字から作ることで、

「音読み」漢語を、

「訓読み」和語

それぞれ作り変えて

流用することが出来ます。

部首にとらわれない!

「望」は形声文字なので、

変更点である「亡」

「ボウ」の音を担当しています。

でも、これにとらわれると、

どこもいじれなくなってしまうので、

私はあえてこれを無視して

『七月王』と作りました。

七夕

ゼロから作る場合は、

ある程度、部首を意識する

必要がありますが…、

元ネタ漢字のパロディ

として作る場合は、

部首の意味や音を

意識する必要はありません。

いや、むしろ、

意識しない方がいいです。

特に、象形文字では、

事物の形を象る(かたどる)都合上、

部首の意味や音を無視して

「部首」「レゴ」のように

組み立てていく必要があるため、

部首を意識してたら

何も作れなくなります。

ギター漢字a

むしろ、

その形を何に見立てるか

がポイントになって来ます。

「古」や「口」の

意味や音にとらわれず、

ギターの形に見立てて

象形文字として作る。

まあ、ギターの場合は

「古くからの楽器」

という意味合いも込めて

作ったんですけどね。(への;)

このように、

元ネタ漢字から作ることで、

「実際にありそうな漢字」

をカンタンに作ることが出来るんです。

でも、

「もっと自由に作りたい!」

という方もいらっしゃると思うので、

ここからは「ゼロから作る方法」

少しまとめてみたいと思います。

漢字じゃないデザイン♪

書道で習う永字八法に

とらわれないデザイン。

これは一言で

「丸」です。

丸みのあるデザインにすれば、

それだけで、

漢字らしさがなくなります。

というのも、

漢字の字形が基本

「四角」で出来ているからです。

ただし、書体ではなく、

「漢字のパーツ」としてです。

じゃないと、

単なる丸文字ですからね。

(への;)

音訓をオリジナルに!

「パ行」「ファ行」などの

漢語にない音読みを作ったり、

「アイス」「クリーム」などの

外来語の訓を入れたりするのも

面白いと思います。

いっそのこと、

アルファベットとしても使えるように、

「ローマ字」と対応させちゃうのも手です。

 音読みを「バパ」

ゼブラの頭文字を取って「Z」など。

シマウマb

また、「ゼブラ」などの

「英語読み(外国語読み)」

加えちゃうのもありですね。

新しい部首を作る!

やはり、

「本」から「本偏」など、

似ている部首から

派生させるのが

一番作りやすいですね。

部首を置き換えるだけで

一気に漢字を増やせますし。

例えば、

「本偏」の場合は、

木偏系統の漢字から

一気に作ることが出来ます。

もちろん、派生ではなく、

「新しい部首」を作って

しまうのも全然ありですよ。

それこそ、丸みのある

「漢字じゃない部首」

を作っちゃってもOKです。

「◎」とか「〆」とか

加えてみるのも面白いと思います。

例えば、

「魚+◎」で

カマボコとか!

*カマボコにはすでに

「蒲鉾」という漢字が

当てられていました。

また、調べたところ、

「魚+◎」で「ちくわ」

という漢字があるそうです。

参考:漢字部屋

和語・漢語にとらわれない!

訓は和語、音は漢語に対応して

作られている漢字ですが、

ここはもっと自由に行ってみましょう。

「一字一語」の漢字は、

音でも訓でも「一語」ですが、

ここはあえて、

二語の「100円ショップ」

百円ショップ

「一字」で表す。

音は宿題の「宿」からとって

「シュク」

いっそのこと、

挨拶などの<文>

対応させちゃうのもありです。

いわば、「一字一文」

 ○まとめ

こうして見ていくと、

漢字の良さは

字種を足しても

不便にならないことですね。

アルファベットや

仮名などの表音文字では、

字種を足すと、どうしても

不便になってしまいます。

「多字一音」になってしまうからです。

これに対し、創作漢字では

漢字になっていない単語に

漢字を作り与えるので、

「一字一語」は崩れません。

だから、不便にはならないんです。

確かに、創作漢字で

別字体を作ることもありますが、

表語文字表音文字とでは

多字の意味合いが異なるので、

これは問題になりません。

表語文字である漢字は、

単語表記のための文字なので、

単語を区別できるなら、

別字体でも十分許容されるんです。

いや、むしろ、

表現がより正確になる

という意味では便利だといえます。

これに対し、

表音文字である

仮名やアルファベットは、

あくまで発音表記のための

文字なので、

発音を表記するもの以外の要素は、

たとえ表現の一環だったとしても、

「単語を区別するスペル」を除いて、

全て「ノイズ」になるんです。

表語文字

多字一語

より正確な表現は

「単語特定の精度向上」と取れる

例:船ではなく舟!など

表音文字

多字一音

表現ではあっても、

表音性の観点から見ると「ノイズ」

そもそも、創作漢字という時点で、

創作アルファベットとの違いが出ています。

創作アルファベットといった場合、

新たに一式作る感じですが、

創作漢字といった場合は、

新たに作り足すだけです。

なので、

たった一文字だけでも

創作漢字になります。

ここに漢字とアルファベットの

意味する「文字」の違いが

現れていると言えそうですね。

というわけで、今日はこの辺で。

それでは、良い七夕を

お過ごし下さい。m(_ _)m

また(への)/

☆彡上級者向け

作った漢字の

「草書・行書・篆書・甲骨文字」

などのデザインも考える。

私も作れてません。

短冊に書けば何とか…(への;)

あと、固有名詞や架空名詞

一漢字にまとめてみるのも

面白いと思います。

検索すると、

ポニョとかガンダムとかで

作ってる人もいますからね。

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コメント♪

  1. ゴルフワン より:

    創作漢字は面白いですね。
    小学生のころ、国語の授業で創作漢字を作りました。
    屋根かんむりの下に「食へん」と「肉」を、さらにその下に「れんが」を加えて、「焼肉屋」としました。

    • ぺのっぺ より:

      ゴルフワンさん、毎度コメントありがとうございます。
       
      >>小学生のころ、国語の授業で創作漢字を作りました。
       
      国語で創作漢字の授業をするとは面白い先生ですね。是非その先生の作品も見てみたいです。
       
       
      >>屋根かんむりの下に「食へん」と「肉」を、さらにその下に「れんが」を加えて、「焼肉屋」としました。
       
      肉が月(にくづき)になっていない斬新さと、食編を加える豪快さ、そして、4つのパーツを一字に入れ込む太っ腹なところが焼肉屋の雰囲気を見事に表せていると思います。
       
      記事本文では触れませんでしたが、すでにある漢字や熟語を新たに作り直したり、一字にまとめたりできるのも創作漢字の面白いところですよね。
       
      創作文字ではとして立ちはだかる漢字は、一方で創作漢字というある種のアートを提供してくれる。
       
      美術部では今後もこうした漢字の面白さについて随時記事にまとめていこうと思います。