どうも、ぺのっぺです。
(への)/
今日は、「七夕」ということで、
「☆」についてひとつ、
与太話をして行きたいと思います。
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星形イメージいろいろ
さて、「星」と聞くと、
みなさんは、どういった形を
イメージされるでしょうか?
「星」と一口に言っても
色々な形がありますよね。
「十字」に似た
ピカピカのキラ「✧」や
「*(アステリスク)」
のようなもの…、
はたまた、
「米」のようなものなど、
たくさんあります。
でも、真っ先に浮かぶのが
おそらくコレではないでしょうか?
「☆」
「☆」は不自然!?
でも、この「☆」、
「星の形」という割には、
実際の星とあまり似てませんよね。
「光具合」など見ても、
どこか不自然です。
ちょうど、「♡」を
「心臓の形」というような
ある種の「飛躍」があるように感じます。
♡=心臓の形??
☆=星の形??
「ヒトデ」が先!
それもそのはず、
この星形「☆」はもともと、
「ヒトデ」の形だからです。
え?ヒトデが先?
そう、「ヒトデ」が
「星形」なのではなく、
「☆」が「ヒトデ」の形をしてるんです。
実際、「ヒトデ」は漢字で、
「海星」
英語で、
「スターフィッシュ」
ですからね。
マリオのスターをはじめ、
星のカービィや伝説のスタフィー
ポケモンのヒトデマンに至るまで、
この「☆」が使われています。
その象徴的な図案
(実物から離れたデザイン)
は、ハートマーク同様、
ファンタジーや創作物には
欠かせないものになっています。
星形の起源はいつ?
でも、この「☆」、
一体いつ頃から
使われているんでしょう?
西洋から入って来たもの
キリスト教のデザインだとしたら
2000年前にはあったのか…?
いえいえ、実は、
その起源はもっと昔、
「古代エジプト」にまで
遡れるんですよ。
「☆」の起源は古代エジプト
古代エジプトでは、
「宇宙」を「海」として
捉えていました。
宙(うみ)
そのため、
海にいる「ヒトデ」が
「星」に見立てられ、
「星」が「ヒトデ」の形で
描かれていました。
それが「☆」のはじまり。
だから、「ヒエログリフ」で「星」は
「赤いヒトデ」なんです。
そして、「海」は
「冥界」のイメージとも重なって、
「宇宙」は
死者の魂の眠る「海」
「星」は
大の字に広がる死者の「魂」
とされました。
そういう意味でも、
大の字に似た「ヒトデ」の星形は、
古代エジプトの「宇宙観」、
いや「死生観」にとって、
「特別な形」だったんですね。
ちなみに、ヒエログリフで
「冥界」は…
「ヒトデ=☆」を中心とした
「円」になっています。
もうひとつの古代の星
ちなみに、同時代、
中東メソポタミアに栄えた
「メソポタミア文明」では、
「楔形(くさびがた)文字」で、
「星」をこう書きました。
米?
そう、「米」です。
こちらの方が、
四方八方に広がっているので、
「光具合」なども
実物に近いですね。
〜
ただ、「神」
という意味もあったようで、
メソポタミアで「星」は
神秘の存在でした。
メソポタミアの海に
ヒトデがいなかった…
というわけではないですが、
「ヒトデ」と「星」を
結び付けるような「宇宙観」
ではなかったんですね。
「宇宙」を「海」ではなく、
「神のいる世界」とした。
そして、「星」を
「ヒトデ」ではなく、
神が外界から開けた穴から
こぼれる「木漏れ日」とした。
こうした宇宙観の違いが
2つの星のデザインの違いに
表れているんですね。
「☆」は「五芒星」じゃない!?
ちなみに、「☆」ですが、
正確には、「五芒星」
ではありません。
何故なら、
「五芒星」は
線が「交差」してるからです。
なので、線の交差していない
「☆」は、正式には
「五光星」と言って、
「五芒星」と区別されます。
何だか、細かい区別のように
思われますけど…、
「五芒星」と「五光星」では、
その起源まで異なって来るので、
必要な区別なんですね。
また、「五光星」と違い、
「五芒星」の方は、
「星」とは違う意味の「図案」
としても使われていました。
例えば、メソポタミアでは、
最古の「五芒星」が発見されています。
なので、
「五芒星」の形自体の起源は
メソポタミアの方が先になります。
ただ、どうにも、
「星」とは結び付けられて
いなかったようなので、
「五芒星」ではあっても、
「星形」ではなかったんですね。
いつから「五芒星」が「星」の
意味で定着するようになったかは
分かりませんが…、
少なくとも、
「五光星☆」と「ヒトデ」が結び付く
「現在のスター観」のルーツが
「古代エジプト」にあったのは確かなようです。
クリスマスの「☆」
さて、少し気が早いかも知れませんが、
クリスマスの「☆」である
「ベツレヘムの星」についても、
1つ触れておきたいと思います。
まず、「ベツレヘムの星」とは
クリスマスツリーの天辺に輝く
「スター」のことです。
イエス・キリストの誕生を
伝えたとされる「伝説の星」。
さて、そんなツリーの星、
「ベツレヘムの星」ですが、
よく「五光星☆」や
「五芒星」で描かれます。
たまに、「*」のものも
見かけますが…、
基本、「☆」なんですね。
でも、元々は、
「☆」じゃなかったんですよ。
試しに、「ベツレヘムの星」で
画像検索して見て下さい。
そう、「米」
「メソポタミアの星」の方だったんです。
これは意外ですね。
でも、それがいつからか、
「エジプトの星」に変わって行った。
何とも不思議な話です。
コラム:日本の五芒星
ちなみに、日本にも
「五芒星」の図案はありました。
それが、あの安倍晴明の
「安倍晴明判」
(あべのせいめいばん)
ただ、「星」の意味ではなく、
「木火土金水」の五行
を表す図案でした。
そして、「形」自体も
「星形」ではなく、
「桔梗の花」の形と
結び付けられていました。
別名:「晴明桔梗」
確かに、「☆」は
「花」の形にも見えますからね。
それに、画像検索してみると、
「桔梗の花」が「☆」と
よく似ていることが分かります。
まとめ
①「☆」の起源は
「古代エジプト」
「☆」は「ヒトデ」
のヒエログリフ
「☆」は「五芒星」
ではなく「五光星」
②メソポタミアの星は
「米」
「米」は「神」を
意味する楔形文字
「クリスマスの星」は
今でこそ
「古代エジプト」の
「☆」だが…、
元々はこちらの
「メソポタミア」の
「米」の方だった。
③また、「五芒星」の
「形」自体の起源は、
「メソポタミア」
でも、「星」の
意味ではなかった。
④それと、日本にも
「五芒星」は古くからあった。
それが、安倍晴明の
「安倍晴明判」
(あべのせいめいばん)
ただ、これも
「星」の意味ではなく、
桔梗の「花」の形とされた。
以上、「☆」のルーツについてでした。
m(_ _)m
それでは、今日はこの辺で。
良い七夕をお送り下さい。
また(への)/
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コメント♪
いい勉強になりました! ありがとう
こちらこそ、コメントありがとうございます。
(への)/☆
満足して頂けたようで何よりです。
初めまして、moritakeと申します。ふとしたことから、疑問に思うことができて、ここまでたどり着いたのですが、何か意見を聞かせていただければと、コメントを書いています。2017年の記事で、だいぶ時間が経過していますが、教えてください。
この記事中でも触れているのですが、ベツレヘムの星のデザインは、8芒星(正確な表現ではないかもです)ですが、8芒星になった理由は、メソポタミヤの楔形文字の星を表すデザインが起源と考えられそうなのでしょうか?紀元前3500年のメソポタミヤ文明とキリスト誕生の紀元元年では、相当長い時間の隔たりがありますが、意見を聞かせていただければ幸いです。学術的に、かしこまった質問ではないのですが、ベツレヘムの星のデザインの起源が、知ることができれば、面白いかなと思っています。よろしくお願いいたします。
moritakeさん、
丁寧なコメントありがとうございます!
(のへ)/
以下、素人考えとして、
参考までにお読みいただければ、
幸いです。m(_ _)m
〜〜
楔形文字的な八芒星だった
「ベツレヘムの星」。
それが、ツリーの上では
なぜかエジプト的な五芒星に
取って代わられてる。
そこが、奇妙で面白く、
コラムでさっと触れたのですが、
よくよく考えてみると、
ベツレヘムの星と楔形文字の星は
描いてる星が全く別々の星なんですね。
楔形文字の方は、おそらく
北極星の象形文字だと考えられますけど、
ベツレヘムの星は、
イエスの誕生を伝える星なので、
北極星ではありません。
どんな星だったのかは、
今も諸説があってわかっていません。
なので、
ベツレヘムの星の図案のルーツは
「ベツレヘムの星自体」としか
言いようがありません。
同時代に他の星が描かれていたりすれば、
それが、ベツレヘムの星固有の描き方
だったのか、
当時の一般的な星の描き方だったのか
分かるのですが…、
残念ながら、これはわからずじまいです。
もし、あの八芒星の描き方が、
当時の一般的な星の描かれ方だったとしたら、
60進数などと同様、
バビロニア天文学の流れに由来した、
と言えそうなんですけどね…。*
(*補足ですが、八芒星のルーツは
楔形文字の前身:シュメール絵文字にまで遡れます。)
http://www.chikyukotobamura.org/muse/wr_middleeast_18.html
(「天」を意味する文字が星の象形文字。元祖は16芒星。)
〜〜
ただ、どちらにしろ、ベツレヘムの星が
エジプト的な「五芒星」としてではなく、
メソポタミア的な「八芒星」で描かれたのは、
出エジプト記の話などを踏まえると、
中々興味深い点かと思います。
ツリーの上では、もっぱら五芒星なのも、
そう考えると、奇妙に思えてきませんか?
(のへ)/
以上、長文、失礼しました。m(_ _)m
ぺのっぺさん、こんばんは。コメントありがとうございます。なんというか、「難しい!」と感じています。ぺのっぺさんの導きをもとに、自分なりに読んで見たのですが、断片的にしか分からず、しかし、文字の成り立ちには、象形文字、絵文字、表音文字など、長い時間の中で、成り立ってきたことを感じました。
http://blog.archivelago.com/index.php?itemid=141272
上記のサイトには、8という数字について、単なる数ではなくて、「生命を生み出す」のような意味が隠されているとあり、8芒星には意味が込められているように感じました。
出エジプト記:旧約聖書の2番目の書で、エジプトから脱出する点において、エジプトの5芒星とメソポタミヤの8芒星との使われ方に変化があったかという見方ができるかですが
なんというか
https://ja.wikipedia.org/wiki/クリスマスツリー
クリスマスツリー の起源で見てみたのですが、歴史は1400年ごろに始まっていて、キリスト教とは直接は、関係ないとのことでした。
そうすると、最初のクリスマスツリーに、ベツレヘムの星が飾られていたかも、不明な感じですね。結局、8という数字に込められた意味が引き継がれることなく、ヒトデ由来の五芒星が使われるようになった。
「ちょっと星の絵を書いてみて。」と言われたら、5芒星を書いてしまうので
認知度が影響したというふうにも考えました。
なんだか、楔形文字の星とベツレヘムの星は別物だし、クリスマスツリー もキリスト教とあまり関係ないし、ロマンが無くなってしまった感じがしました。でも、数字や文字に
意味が込められているというのを、知れたのは良かったです。ありがとうございました!
moritakeさん、返信ありがとうございます♪
(のへ)/
ベツレヘムの星が「八芒星」である起源は、
ネットで調べた限りでは、どうやら
古いキリスト教絵画まで辿れるのがやっと
みたいですね。
当時の人がベツレヘムの星を何芒星に
描いていたのか気になるところです。
また、おっしゃるとおり、
クリスマスツリー自体の由来は
キリスト教由来ではありませんね。
でも、モチーフは聖書の話から来ています。
知恵の木に見立てたツリー
知恵の実に見立てたリンゴ
ベツレヘムの星に見立てたスター…
それでも、
本家のキリスト教の流れでは
なかったためか、「八芒星」の
「8」の意味などは忘れ去られ、
伝承として一部伝わるものの・・・、
「五芒星」の方がすでにメジャーで
取って代わられてしまった・・・
ということみたいですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%84%E3%83%AC%E3%83%98%E3%83%A0%E3%81%AE%E6%98%9F
(項目「クリスマスツリーの星」)
そして、その「五芒星」が、
いつ、どのようにして来たのかまでは
わかっていない。
古代エジプトの「☆」がルーツと
Wikiでも書かれてはいますけど、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC_(%E8%A8%98%E5%8F%B7)#%E7%94%B1%E6%9D%A5
本当に現在の五芒星の直接のルーツなのか?
まだ気になるところ…。
「最古」であるのと、
現行の「ルーツ」であるのとは、
やはり別ですからね。
「どこかで再発明された図案」
ということも考えられます。
実際、私達は、「☆」を見ても、
古代エジプト人のように
「死者の魂の形」までは
感じたりしませんからね。
「星になった」とは言いますけど…。
〜〜〜
こちらこそ、色々と勉強になりました。
m(_ _)m
貼って頂いた数秘術の参考サイトさん、
面白くも、確かに、難しかったです…(汗)
「数秘術」は、まだ文字ブでは
取り上げてはいませんが、
有名所では、悪魔の数字の
「666」などがそうです。
また、尾を噛む蛇「ウロボロス」は
古代エジプトに由来します。
なので、古代エジプトの宗教観・世界観が
キリスト教に与えた影響もあったみたいですね。
となると、ベツレヘムの星は
「☆」の可能性も…?
ただ、古代エジプトで「死者の魂の形」と
されていたことを踏まえると、
イエスの「誕生」を告げる図案としては
少し無理がある気もします。
〜〜〜
それと、1つ訂正です。
「楔形文字の八芒星」…、
「北極星」と考えられる、
と書いたのですが、
どうやら「金星」みたいです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Star_of_Ishtar
すみません。m(_ _)m
「イナンナの星」、または、
「イシュタルの星」というそうで、
「金星」のことらしいです。
〜〜〜
それにしても、「8」という数字は
洋の東西を問わず、「神聖な数」と
されてるのが面白いですよね。
東洋だと「八卦」とかもありますし
現代でも「8ビット=1バイト」だったり…。
私見ですが、「8」という数が
「2の3乗」であるのも、
宗教・実用問わず大事にされる
1つの理由だと思います。
「2*2*2=8」
「1〜9」まで数の中で
3回かけられてる数は「8」だけ。
でも、やはり、
こうした数の意味の起源は、
指の数とか人体に由来してる気がします。
指の数は両手合わせて10本ですが、
英語風に親指を除くと、
「4*2=8本」(Fingeres)
指で「八芒星」は作れませんが、
貼って頂いた参考サイトさんにもあった、
八芒星の別デザイン(ヴァリアント)は、
「二重十字」になっているので、
「4*2」というのは数の面だけで見れば、
「二重十字」の意味合いと一致してるかと思います。
ちょうど、ヒトデこと「人手」で
まとめることが出来ますね。
人手(ヒトデ)で見たら
片手5本の「五芒星」☆
「Fingeres」で見たら、
両手合わせて8本の「八芒星」米
また、「数の意味」に関することで言えば、
宗教だけでなく、「科学」の分野でも、
花の花びらの数などには、「数学的意味」があるみたいですよ!
花びらの数はなぜだか、「フィボナッチ数列」と
一致するらしいです。
https://analytics-notty.tech/fibonacci-and-goldenratio-in-sunflower/
https://logmi.jp/business/articles/157794
〜〜〜
ちなみに、この日は、くしくも、
「8」にたくさん出会いました。
「クモ」を見かけましたし、
「スズメバチ」が飛んでるのも見ましたし、
気晴らしにやっていたゲームのアイテムも
「8」から5になりました・・・。
そして、moritakeさんのコメントのアバター!
自動生成なんですが、偶然にも「八芒星」ですね!
P.S.
このブログを始めから、初のお返事コメントです♪
ありがとうございます☆(のへ)/米
何かと調べが足りず、
独断が過ぎる箇所も散見されましたが、
この記事とコメントを通して、
文字の面白さを知って頂けたのなら、
幸いです♪☆米
ぺのっぺさん、こんにちは。本当は、部屋の整理をしないといけないのですが、ぺのっぺさんのコメントもあり、もう少し、古代の何かに触れたくて、ちょこちょこ、インターネットで見ていました。理屈っぽくなってしまいますが、結局は、そこにどれだけの証拠があって、それを根拠に、どういうことが導き出せるのか?で、いろいろと、たくさんの人が考察して楽しんでいるように感じます。見ていた中で、感じたのは、8芒星には、誕生とか、神とか、力とか、恐れ多い物を表す時に使用されることが多いと感じて、だからこそ、石碑なり絵画なりに残されることが多かったのかな?と思いました。旧約聖書に出てくるケルビム(智天使)の絵にも八芒星を見つけました。どうやら、ベツレヘムの星に限らず、尊い物、権威ある物を引き立てる時は、光り輝く様子を表した8芒星を表現したのではないか?と感じています。一方、五芒星については、なかなかこれといった古代の物品が見つからなくて、一体どうしてなのかな?と思ったりしています。(エジプトのヒトデの形を星とした宇宙観は、数少ない物品の一つのように思います。)現代で、こんなに使われるようになっているのに、どういうふうに人々の間に認知されていったのか、不思議です。ただ、ぺのっぺさんの言うように、冥界とか、カオス的な思想に近いところに位置づけられているように感じました。それが、魔除や護符のようになって、自分たちを守ってくれる良い印象に変わっていって、浸透していったのかなぁと想像します。
どちらかというと、歴史ロマン的な方向が強くなってしまいますが、それを知ることができるのも、たくさんの先人たちのおかげで、その中でも文字は、最も重要な物の一つと感じます。
自分も独断なところがあると思います。ちょっと興味を持ったURLを紹介させていただきます。
真偽のほどはありますが、学者の人たちも、大真面目でやっているみたいです。
https://ameblo.jp/yuki8low/entry-11346762229.html
ありがとうございます(^^)/
moritakeさん、
またまた丁寧なコメント、
ありがとうございます♪(のへ)/
貼って頂いたリンク、拝見致しました。
ダビデの星が新しいことや、
シュメールと皇室との関係まど、
確かに興味深いお話ですね!
シュメールの8芒星も、
本来16芒星だったので、
菊のご紋と関係がありそうです。
シュメール音楽のリンク
http://karapaia.com/archives/52171342.html
シュメール語のリンク
https://www.youtube.com/watch?v=tPPxH2XOMRk
もちろん、
生物の収斂(しゅうれん)進化*
のように、
単に同じアイデアが浮かんだだけ
ということも考えられます…。
*収斂進化
サメとイルカの類似など
ことわざなど、
起源がまるで違うのに
同じ意味合いのものが
ありますからね。
覆水盆に返らず(国語)
“It’s no use crying over spilt milk.”
こぼしたミルクを嘆いても無駄
(英語)
でも、こうして、色々
推理して楽しめるのは、
ティラノサウルスの外見と
同じで、また面白いですよね。
解明の過程の産物というのも
歴史の1つとして、価値が
あるように思います。
〜〜〜
<補足>
イナンナ
天の神「アン*」と地の女神「キ」の娘
*貼って頂いたサイトさんでは
「太陽神」となってましたが、
シュメールには「シャマシュ」
という太陽神が別にいて、
アンは「天の神」となっています。
ただ、シャマシュも図案は
「8芒星」です。
〜〜〜
楔形文字の8芒星の発音は
シュメール読みで「an(アン)」
意味は「天・神」などで
金星が8芒星16芒星で
描かれていることから、
金星の絵文字に由来すると
思われます。
また、イナンナは、そのまま
「金星」を表す単語でもあり、
「イナンナの冥界下り」など、
どうも冥界と関係が深いようです。
そして、
イナンナ⇒イシュタル
⇒アフロディーテ⇒ヴィーナス
というふうに、
変化していったみたいです。
シュメール神話⇒バビロニア神話
⇒ギリシャ神話⇒ローマ神話
⇒一神教にも影響…
3000年も受け継がれてきた
多神話の系譜が一神教の背後に
見え隠れしている感じですね。
狛犬がシルクロード伝いに
伝わったように、こうした神話も
天文学などと一緒に伝わったのかも
しれません。
また、冥界下りの神話は、
洋の東西を問わずあります。
ただ、貼って頂いたサイトさんの
いうように、
単に「伝わった」というより、
直接持ち込まれた感も否めませんね。
アヌ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8C_(%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A5%9E%E8%A9%B1)
シャマシュ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%A5
イナンナ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%8A
イシュタル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%AB
おとめ座の神話
https://rika-net.com/contents/cp0320a/contents/seiza/haru/otome/shinwa.html
〜〜〜
<その他>
①メソポタミアの8芒星 米
=イシュタル(金星)
バビロニアでは、五芒星の
トップに配置される
他4つの惑星が配置
「火星・水星・木星・土星」
〜〜〜
ひょっとしたら、セーラームーンで
セーラーヴィーナスが
本編開始前から活躍してるのは、
これを意識したのかもしれません。
やはり、金星こと明星は
太陽・月に次ぐ明るさの
天体ですからね。
5惑星の中でも特別なようです。
それに、電気のなかった時代ですから
それこそ16芒星にも輝いてるように
見えたことでしょう。
個人的見解ですが、
8芒星16芒星の図案は、
四方八方をあまねく照らす
ことから、
「16方位・8方位」も
意識しているように思います。
②古代エジプトの五「光」星 ☆
五芒星 子宮の図案:性的
五光星 ヒトデの絵文字:魂・冥界
五芒星
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%8A%92%E6%98%9F
〜〜〜
8芒星の多様なイメージは、
イナンナというよりは、
イシュタルの2面性・3面性の性格が
色濃いように思います。
ちょうど、明けの明星と宵の明星の
イメージの違いでしょうか。
(ルシファーなどの話に通じる2面性)
朝日と黄昏のイメージが逆なのとも
似ているように思います。
P.S.
片付け、大変だと思いますが、
最近、暑いので屋内の熱中症には
注意して下さい。
私も部屋散らかってきたので、
そろそろ片付けないと!(汗)
(のへ;)/