変体仮名で自分だけのイロハ歌を選ぶ〽ル

どうも、ぺのっぺです!
(へ の)/

前回は3通りの中から
「ヌ」の字を1つ選びました♪

11回目の今日は
「ル」の字を選んでいきます!

それでは、早速参りましょう!*

*Koin 変体仮名さんに
掲載されている種類の中
から選んでいます。

>>参考:Koin変体仮名

実際の変体仮名は
もっと種類が多く、
書き方も多様ですが、

収拾がつかなくなるので、
Koin変体仮名さんに
掲載されている中から
選ぶことにします。

現代ひらがな・カタカナモデル

まず最初に、
現代のひらがな「る」と
カタカナ「ル」の元になった
変体仮名を見てみましょう!

留(る)

留⇒
  ⇒る

(現代ひらがなは漢字から
変体仮名を経由して出来上がった!)

ひらがなの「る」のモデルは
「留守」の「留」の字。

「留まる」の意味なので、
この字を選ぶと、

散ってしまった山桜の花や紅葉葉が
地面に名残惜しく留まっている情景
を表現できます。

なので、
「土(ト)」や「地(チ)」と
合わせて選ぶのも手ですよ。

流(ル)

流⇒ル

(カタカナは漢字の部首を取って
変体仮名とは別に直接できた!)

流⇒⇒Ø

カタカナの「ル」は「流浪(るろう」の
「流」から作られました。

普段は「リュウ」と読むことの多い
この字ですが、呉音は「ル」。

『流浪人(るろうに)剣心』などでも
馴染みがあるかと思います。

でも、くずし字の「流」は残らず、
変体仮名に…。

さて、この字は文字通り
「流れる」の意味なので、

これを選ぶと、
散ってしまった花や葉が雨風で
川に流れていってしまった情景
を表現することが出来ます。

何より、この字を選ぶことで
「奥山」に「せせらぎ」が流れてる
描写を加えられますね。

「しかも元の水にあらず」ということで、
イロハ歌のテーマとも一致します。

第3の仮名たち

続いて、第3の仮名(造語)

現代のひらがな・カタカナに選ばれず、
歴史の影に消えていってしまった
本当の変体仮名たちです…。

光を当てて、見てみましょう!

累⇒⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「累積」の「累(ルイ)」の字。
「ルイ」と読ませず「ル」の仮名に使います。

「累」の字は「かさねる」の意味なので、
散ってしまった花や葉が
地面に重なっている情景
を表現できます。

ただし、「累を及ぼす」というと
「迷惑をかける・巻き添え・災い」という
悪い意味合いも含んでしまいます。

作者自体がある種の世捨て人の立場ならば、
過去の自分のそういった「累」を
散ってしまった山桜の花や紅葉の葉に
文字通り「重ねている」・・・
という風にも取れますが、

ここは解釈が分かれる所ではないでしょうか?

類⇒
  ⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「類似」の「類」の字。
この字も「ルイ」と読ませず、
「ル」の仮名に使います。

少々こじつけですが、
この字を選ぶと、

散ってしまう花や葉と同類

という意味合いになるので、
景色に自分達を重ねている描写
になりますね。

もちろん、字がカッコいいから
選ぶのも手ですよ♪

まとめ




以上、全6通り!

「イロハニホヘトチリヌル」で

381,480,960*6
=全2,288,885,760通り!
(約20億通り)

さて、みなさんは
どの仮名を選びましたか?

今回のポイントは
「散ってしまった花や葉が
どうなっているか?」
でした。

地面に留まって重なっているのか?
それとも、川に流れていって
しまっているのか?

もちろん、意識せずに
字の単純なカッコよさや、
自分の名前や好きな作品名から
選ぶのも面白いですよ♪

〜〜〜

さて、文字ブとしては
「流」の字を選びます。

理由は3つ!

①奥山に「せせらぎ」の描写を
加えられるから

②川の流れがイロハ歌のテーマに
合っているから

『るろうに剣心』のファンだから

〜〜〜

というわけで、11回目の今日は
「ル」の字を選びました!

次回は「ヲ」の字を選んでいきます。

それでは、今日はこの辺で。
また次回お会いしましょう!
(の へ)/

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