変体仮名で自分だけのイロハ歌を選ぶ〽ヘ

どうも、ぺのっぺです!
(へ の)/

前回は通りの中から
「ホ」の字を1つ選びました♪

6回目の今日は
「ヘ」の字を選んでいきます!

それでは、早速参りましょう!*

*Koin 変体仮名さんに
掲載されている種類の中
から選んでいます。

>>参考:Koin変体仮名

実際の変体仮名は
もっと種類が多く、
書き方も多様ですが、

収拾がつかなくなるので、
Koin変体仮名さんに
掲載されている中から
選ぶことにします。

現代ひらがな・カタカナモデル

まず最初に、
現代のひらがな「へ」と
カタカナ「ヘ」の元になった
変体仮名を見てみましょう!

部(へ・ヘ)

へ(ひらがな)とヘ(カタカナ)は
一見同じ。

(ひらがな)
(カタカナ)

実際、ポケモンの初代や金銀では、
全く同じ字が使われてました。
(他にも「り・リ」)

一応、今のフォント上では、
微妙に形が違ってたりするんですが、
字が小さいと全くわかりません。

違いについてはこちらをご参照!

なので、見た目のまんま
同じ漢字がモデルなんですね。

それが「部屋」の「部(ヘ)」の字。

部⇒⇒へ

(現代ひらがなは漢字から
変体仮名を経由して出来上がった!)

部⇒ヘ

(カタカナは漢字の部首を取って
変体仮名とは別に直接できた!)

〜〜〜

しかし、
Koin変体仮名さんには

ありませんでした。

というわけで、
仮名選びの候補から外れます・・・。

第3の仮名たち

続いて、第3の仮名(造語)

現代のひらがな・カタカナに選ばれず、
歴史の影に消えていってしまった
本当の変体仮名たちです…。

光を当てて、見てみましょう!

邊・辺

邊⇒ ⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「渡邊さん」の「邊(ヘ)」の字。
「辺(ヘ)」の旧字です。

邊(旧漢字)
辺(新漢字)

意味は「辺り」という意味なので、
この仮名を選ぶと「周りの世界」という
「情景」の方が浮かんで来ますね。

ちょうど、
「山桜の花が辺りに匂っている」
そんな風景でしょうか。

倍⇒⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「安倍さん」の「倍(へ)」の字。
「安倍晴明」の式神を伴わせたい方は
この仮名を選ぶのも手です。

「ア」の仮名に「安」をペアにして
選べばOKです♪

(安)

でも、陰陽師(おんみょうじ)は
陰陽(いんよう)五行説に
仏教・神道・道教・修験道が
ミックスしたものなので、

もはや、「倍(バイ)」
どころじゃありませんね(笑)

弊⇒ ⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「弊害」の「弊(ヘイ)」の字。
単体だと「破れる・疲れる」の意味。

なので、「ハ」の仮名に「破」
選んだ方は、合わせるのもいいですね。

前半の描写は何か夢「破れて」
「疲れて」いる感じですから・・・。

幣⇒⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「紙幣」の「幣」の字。
単体だと神社の「幣(ぬさ)」です。

「弊」の字と仮名もソックリですね。

弊:幣(ぬさ)

なので、この仮名を選ぶと、
「丹(ニ)」の仮名同様
「神仏習合」になります♪

遍⇒⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「普遍」の「遍」の字。
イロハ歌は「諸行無常」
詠っています。

なので、この仮名を選ぶと
「諸行(すべて」を表すことが
出来ます。

変⇒⇒Ø

(第3の仮名は現代仮名にない)

「変化」の「変」の字。
「諸行無常」を詠っている
「イロハ歌」にはピッタリの字です。

先程の「遍」の字が
「諸行(すべて)」を指すなら、
こちらは「無常(かわる)」
指していますね。

まとめ

以上、全8通り!

「イロハニホヘ」で

3,5840*8
全28,3840通り!

さて、みなさんは
どの仮名を選びましたか?

今回のポイントは
「イロハ歌」のテーマの1つ
「諸行無常」を意識するかでした。

もちろん、感覚でカッコいい字を
選ぶのも手です♪

〜〜〜

さて、文字ブとしては、
「変」の字を選びます。

理由は1つ!

①花が匂って散る無常な様を
「匂へ」の段階で込められる!

匂って散る→化学変化

花学変化

〜〜〜

というわけで、6回目の今日は
「ヘ」の字を選びました!

次回は「ト」の字を選んでいきます。

それでは、今日はこの辺で。
また次回お会いしましょう!
(の へ)/

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