どうも、ぺのっぺです。
(への)/
突然ですが、みなさんは
どの仮名が一番お好きでしょうか?
ひらがな・カタカナ両方込で、
濁点・半濁点無視、
旧仮名あり、キャ・ツァ系統なし
で決めてみて下さい♪
…私は何と言っても
「へ」が一番好きですね。
そこで、今日は
私の一番好きな仮名
「へ」の魅力について
徹底的に語って行きたいと思います。
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「へ」の魅力7選☆
①「へ」はひらがな・カタカナ同じ!!
まず、何と言っても、
「へ」の特徴の一つとして
語らなければならないのが、
この外見!
ひらがな・カタカナ
どちらの字形も
全く同じ!!
区別付きません!!(へヘ)
46字ある
ひらがな・カタカナの中でも
ここまで区別が付かないのは
この「へ」だけ!
「り」と「リ」などは
似ていてもパッと見で
区別できちゃいます。
り リ
なので、実質、
仮名数は
46×2−1=91
一つ少ないと言えそうです。
もちろん、
フォントで字形を変えるのも
全然アリですよ。
「へ」も拡大すると、
微妙に違ったりしますし…。
ただし、パッと見ではわからないので、
そのときは是非、パッと見でわかる
変化にしてみて下さいね。
②発音が4種類!
次に、「へ」の魅力として
挙げられるのが
何と言っても、
4種類の発音!
清音・濁音・半濁音に
助詞の「へ」
ハ行の中では
助詞の「は」の他には
この「ヘ」しかありません。
そう、仮名の中で
4種類も読みがあるのは
「は」と「へ」のみ!
もちろん、
濁点・半濁点ありきですけど、
助詞の「へ」に至っては
記号無しでの読み分けですからね。
基本一字一音で対応する
現代仮名遣いでは
とても珍しいと言えます。
(他には「ありがとう」の
「う」など数例のみ)
それに、「へ」は
手紙などで斜線を2本加え、
「エ」と読むことを強調する
書かれ方をします。
これは「は」や「〜う」にはありません。
もはや、「VIP待遇」です!
③最古のイロハ唄の中で唯一の仮名!?
そして、「へ」は
あの「イロハ唄」の中でも
特別なんです!
現存する最古のイロハ唄の中で
唯一「仮名」で書かれてます。
「イロハ唄」と聞くと、
すべて「仮名」で書かれてる
イメージがあると思いますが、
最古のものは「万葉仮名」、
つまり、「漢字」で書かれていました。
その後の時代のものも、
あの独特のくずし字(変体仮名)で、
ひらがな・カタカナではなかったんです。
でも、そんな中、
「へ」だけは
最古のイロハ唄に
登場しているんですよ。
それがコチラ!↓↓
以呂波耳本へ止 千利奴流乎
和加餘多連曽 津祢那良牟
有為能於久耶万 計不己衣天
阿佐伎喩女美之 恵比毛勢須
— 『金光明最勝王經音義』
1079年
どうでしょう?
「へ」だけすぐ見付かりませんか?
何だか他と「存在感」が違うかと思います。
これはもう〜
「へ」だけが「違う」!
としか言えませんよね(笑)
④一画で書ける!
一画で書けるのは他には
く・し・そ・つ・て・の
・ひ・る・ろ・ゐ・ゑ・ん
ノ・フ・レ
ひらがな・カタカナで
どちらも一画で書けるのは
他には「ノ」のみ。
意外と少ないんです。
⑤「部(10)」⇒「ヘ(1)」!
さて、「へ」のモデルとなった漢字は
「部」…
もはや原型がありませんよね。
でも、この「部」の画数「10」が
「へ」の「1」画に書き崩されているんです。
「部(10)」⇒「ヘ(1)」!
これは驚きですよね(への)
⑥草書と変体仮名とひらがなが区別できる!
でも、「へ」のスゴさは
何も簡略化だけではありません!
こちらをご覧ください!
そう、
草書と変体仮名と仮名の
「違い」が一目でわかる
面白い仮名でもあるんです。
よく、この三者は
「漢字を書き崩して仮名が作られた」
という一文によって混同されます。
どれも書き崩されてますし、
特に草書と変体仮名は
外見も似たものが多いからです。
でも、「へ」なら、そこも解決!
見事に「違い」を見せてくれます。
これなら、三者が「別物」であることが
一目でわかりますね。
⑦顔文字にもなる!
ご存知、私の顔文字
(への)/
ニッコリ笑ってる風に
見えるでしょうか?
これが「へ」の力です!
「へ」は顔文字のパーツに
打って付けの仮名なんです。
「へ」⇔「^」
似てる!
ところで、今気付きましたが、
「への」のペア
一画ペアですね。
なので、
(へノ)
を表情の派生で作ってみるのも
面白いかもしれません。
まとめ
①ひらがな・カタカナ同じ!
②4種類の発音!
③最古のイロハ唄に登場!
④一画で書ける!
⑤大胆な書き崩し!
⑥草書・変体仮名・ひらがなの違いがわかる!
⑦顔文字にもなる!
〜
というわけで、今日はこの辺で
それでは、また(への)/
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