ようこそ美術部に
いらっしゃいました♪
ぺのっぺです。(への)/
美術部では、
お隣のパソコン部と合わせて、
「創作文字」のノウハウを
考察しています。
さて、美術部にお越し
頂いたみなさんには、
早速ひとつ、「ノウハウ」を
お伝えしたいと思います。
非常にカンタンですので、
是非やってみて下さい(への)/
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古代ローマ字
「え!? ローマ字は
古代ローマの文字じゃないの?」
とか言われそうですが、
いえいえ、そうではありません。
ローマ字は
古代ローマの文字である
これはれっきとした事実です。
しかし、
古代ローマ時代とは
「使い方」が違うんですね。
(正確にはローマ帝国時代前後)
同じ文字だけど、
「使い方」が違う!
⇒もはや「別文字」!!
というわけです。
その証拠に、
誰も英語のアルファベットを
「ローマ字である」
とは言いませんよね。(への;)
同じ26文字でも
「使い方」が違うからです。
なので、新しい文字を作らなくても、
「新しい使い方」を考えるだけで
「創作文字」になるわけです。
今日はその代表例として
「古代ローマ字」を
お伝えしたいなと思います。(への)
古い時代の「使い方」ですが、
1周回ってかえって新しいんですよ♪
CAVALAIA
さて、何て書いてあるでしょう?
まず、すべて「大文字」で
書かれているのが
一目でわかりますね。
古代ローマ時代は、
まだ「小文字」が
開発されていませんでした。
なので、「大文字」にするだけで、
古代ローマ風になるんですね。
(への)
でも、まだ「読み方」はわかりません。
そこで、とりあえず、
「ローマ字読み」で読んでみましょう!
「CAVALAIA」
⇒「カヴァライア」
何だかファンタジーに出てくる
地名みたいですね。(への)
でも、これはあくまで
「ローマ字読み」です。
「ローマ読み」ではないんです。
「ローマ読み」では
「CAVALAIA」
⇒「カワラヤ」
となります。
「瓦屋さん」ですね♪
ただ、ローマ時代は
「I」が「ヤ行」も兼ねていたので、
「カワライア」
でもOKですよ。
何はともあれ、
古代ローマ字では
「ヤ・ユ・ヨ」は
「IA・IV・IO」
になるんですね。
ローマ時代にも
「Y」はありましたが、
ヤ行ではなく、
「ユ」に近い別の音でした。
また、「J」がまだなかったので、
「ジャパン」は
「IAPAN(ヤパン)」になります。
なので、
「ジャパン」としたければ、
「Z」と「IA」で
「ZIAPAN(ジャパン)」
としなくちゃいけません。
他にも、
「チャ」は「TIA」
「シャ」は「SIA」。
ただ、これらは厳密には
「ズィア・ティア・スィア」
という別の音なので、
あくまで代用表記です。
さて、お気付きかもしれませんが、
それと、もうひとつ
「V」
これも特殊なんです。
先ほどの「カワラヤ」でも、
「ヴァ」が「ワ」になってました。
そう、「ヴァ行」が
ローマ時代にはなかったからです。
もちろん、
「U」と「W」も
まだありませんでした。
なので、あの有名な
カエサルのセリフ
「来た 見た 勝った」 も
「VENI VIDI VICI」 を
「ウェーニー ウィーディー ウィーキー」
と読むんですね。
「ヴァ行」ではカエサルに
変な顔されちゃうわけなんです。
(への;)
また、「長母音」も表記しません。
(トーキョーの「ー」など)
ただ、表記はしませんが、
読むときは伸ばします。
(への)
なので、「東京」は
「TOKIO(トキオ)」になります。
また、「ラ行」ですが、
「R」も勿論ありました。
なので、
「CAVARAIA」
でもOKですよ。
そして、最後に「カ行」。
これは「C」になります。
「K」も一応ありましたが、
「カレンダー(KALENDAE)」
など数語にしか使われなかったので、
「C」の方が古代ローマ風なんです。
それと、
「ク」を「QV」で表すと、
一層古代ローマ風になります。
(への)
数字を古代ローマ数字に!
以上が、古代ローマ字ですが、
あとは、総仕上げとして…、
「数字」を全部、
「ローマ数字」にすると、
古代ローマ風が完成します♪
今でも時計でお馴染みですしね。
ⅠⅡⅢⅣⅤⅥⅦⅧⅨⅩⅪⅫ
ちなみに、ローマ数字については
こちらの記事の方で詳しく扱っています。
まとめ
Ⅰ すべて大文字にする!
Ⅱ 「カ・ワ・ラ・ヤ行」を
「C・V・L・IA」にする!
(ラ行は「R」もOK!)
Ⅲ 長母音は表記しない
Ⅳ 「ク」は「QV」で表す!
Ⅴ 数字を「ローマ数字」にする!
⇒ローマ字が古代ローマ風になる♪
それと、
分かち書きをしないのが
古代ローマ流です。
(改行で単語が切れてもお構いなし!)
ただし、碑文などでは
「・」で単語を区切ることもありました。
VENI・VIDI・VICI
ちなみに、
「CAVALAIA(カワラヤ)」ですが、
古代ローマにも瓦屋根*はあったので、
瓦屋さんの店名にもいいかもしれません。
*古代ローマ時代の
「パルミラ」から
鬼瓦のルーツとされる
「メドゥーサの瓦」が
見付かっています。
ただ、読みは、
ローマ字読みの
「カヴァライヤ」の方が
カッコイイと思います。
それでは、また(への)/
<FINIS>(フィニス)
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