メジャーでマイナーな表音文字:アブギダ・アブジャドBROS!【移転記事】

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*この記事は

旧サイト「文字部スクリプタ」

からの移転&リニューアル記事

になります。

どうも、ぺのっぺです。(への)/

今日はメジャーでマイナーな

表音文字を紹介して行きたいと思います。

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スマホのフリック入力はアブギダだった!?

早速ですが、

みなさんはスマホですか?

それともガラケーですか?

私は未だにガラケーです(笑)

スマホのみなさんなら

ご存知かとは思いますが、

スマホにはガラケーにはない

新しい文字入力法があるんです。

それが、

「フリック入力」

フリック入力は

タッチパネルを活かし、

親指のスライドのみで

入力することができます。

そのため、

ガラケーのように、

ABCやアイウエオを

ボタン連打でズラさなくても済みます。

例えば、

「カ行」をタッチすると、

「カ」を中心に

「左キ」「右ケ」「下コ」「上ク」

が表示されるので、

親指を「上下左右」させるだけで

「カキクケコ」を入力できるんですね。

ガラケーでは

「カ」と「コ」の入力スピードに

差が生じていましたが、

これならどれも

同じスピードで入力できます。

     ク

   キ カ ケ

     コ

何だかガラケーにもあった

電卓の演算記号の配列

     +

    × = ÷

     −

みたいですけどね。

ちなみに、五行説を当てはめると、

アが黄龍で土、エが青龍で木、

イが白虎で金、オが朱雀で火、

そして、ウが玄武で水になります。

さて、このフリック入力、

実は、文字の表記法でもあるんですよ。

その名も「アブギダ」

インド系文字によく使われている

文字の表記法です。

一見馴染がなさそうですけど、

実はあの五十音図は

この「アブギダ」をモデルに

作られました。

というのも、

「アブギダ」が、フリック入力同様、

「カ」の発音を表す文字の周りに

「イ」・「ウ」・「エ」・「オ」

表す記号を付加することで

「カキクケコ」を表記する表記法だからです。

例)デーヴァナーガリー文字

    कु

  कि के

    को

     ク

   キ  ケ

     コ

ただし、フリック入力とは異なり、

「アイウエオ」単体は

専用の文字を持っていますが…。

अइउएओ

アイウエオ

しかし、それでも、

この2つは発想が非常に近いんですね。

日本ではお寺の梵字が

「アブギダ」ですが、

何を隠そう、あの五十音図は

梵字の配列をモデルに作られました。

もし、この梵字が

日本に伝来してなかったら

五十音図はなかったと言っても

過言ではありません。

仮名単体ではアイウエオ順に

整備されることはなく、

今でもイロハ順の辞書だけを

使っていたことでしょう。

でもここで、

伝来したのがローマ字でも

五十音図が作られたのではないか

という方がいるかと思います。

確かに、ローマ字で

タイピングしていると

そう思うのも無理もありません。

しかし、その場合は、

「イロハ順」の代わりに

「ABC順」が使われることになります。

なぜなら、ローマ字には

母音と子音の概念がないからです。

五十音図を創るには

「母音」と「子音」の概念が

最低なくてはなりません。

縦子音×横母音

と並べるためです。

しかし、ローマ字では

母音と子音が同じレベル(X)で

処理されているので、

その概念が入っていないんですね。

もちろん、音声学の研究などで

母音や子音は知られていましたが、

その概念を文字にまで

反映できていませんでした。

現代ですら、

アルファベットの言語圏の辞書は

ABC順なわけですしね。

それに対し、梵字は

「カとキクケコ」というふうに

行が配列されているので、

「母音と子音」が

別のレベル(XY)で処理されます。

そのため、

「ABC」や「イロハ」のような

「線」ではなく、

「面」で文字の発音を

理解することが出来ます。

以上のことから、

日本語の五十音図は

梵字の賜物だと言えるんです。

そして、その五十音図が

ローマ字入力の基盤となったのは

言うまでもありませんが、

何と日本語のフリック入力にまで

活かされているわけなんですね。

*ちなみに、

アルファベットのフリック入力は

「ABC」「DEF」というふうに

3区切りのようです

メールアドレスはアブジャド!?

「アブギダと兄弟なんですか?」

と言われたら、

「そうかもです。」

と答えておきましょう。(への)

歴史的にはこちらがお兄さんですが、

ともかく、この「アブジャド」

聞き慣れない名前にしては

意外なところで使われているんですよ。

それが「メルアド」

よく学校などで配布される

「メールアドレス」は

規則的に作られたものが多いですが、

その規則がまさに

「アブジャド」なんです。

例えば、

田中さんのアドレスは

tnk***@***

太田さんのアドレスは

ot***@***

という感じに作られますよね。

でも一体これはどのようにして

作られるんでしょう?

tanaka→tnk  ota→ot

そう、母音を省略しているんです。

「アブジャド」というのは

母音を省略する表記法だったんですね。

だから、田中さんは

「TNK」となるわけです。

ただし、長母音や先頭の母音は

省略しないで表記するので、

太田さんは「OT」となります。

しかし、これが結構メルアドに

使われていたりするわけです。

さて、最後に

「アブジャド」の代表例を

ひとつ挙げておきたいと思います。

それが「アラビア文字」

تنك(TNK)

وت(OT)=(UT)

アラビア文字には

「イとエ」「ウとオ」の

区別がなく「3母音」

あの独特の

「つなげ文字」に加え、

「右から左に」書くので、

縁遠く感じてしまいますが、

実は「メルアド」と同じような

綴り方をする文字だったんですね。

意外です。(への)

ちなみに、「アブジャド」

他にもパスワードなどにも

応用可能ですよ。

ただし、数字を混ぜるのを

忘れないで下さいね。

それでは、今日は

この辺で失礼します。(への)

ここまでお読み頂き

ありがとうございました。

m(_ _)m

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