どうも、ぺのっぺです。
(への)/
本日はひっくり返しても読める
「逆さ二字熟語」の世界に
皆さんをご案内したいと思います。
スポンサーリンク
ひっくり返しても読める?
例えば、
「蜂蜜」
逆から読むと…
「蜜蜂」
🐝
「別語」に読めます。
なので、同じ逆さでも、
「漢字回文」とは違います。
日曜日=日曜日
水道水=水道水
「漢字回文」は
逆から読んでも、
同じ単語になりますが、
「逆さ二字熟語」は、
逆から読むと、「別語」になります。
蜂蜜≠蜜蜂
意味が似ていたり、
同じだとしても、
あくまで「別語扱い」です。
論より証拠、それでは、
早速、見て行くとしましょう!
(への)/
蜂蜜語(造語)
まずは、「蜂蜜語」。
私の造語ですが、先ほどの
「蜜蜂 ⇒ 蜂蜜」に該当する
タイプのものです。
蜜蜂 ⇒ 蜂蜜
「蜜蜂」から「蜂蜜」まで!
世界は養蜂なくしては
成り立ちません!
しかし、ひっくり返すだけで
語彙を二倍に出来るとは
まさに「2B」!!
「蜜蜂蜂蜜」は
「二度美味しい!!」
というわけです。
「蜜蜂蜂蜜」「蜂蜜蜜蜂」
乳牛 ⇒ 牛乳
さて、そんな「蜂蜜」と
同タイプなのが、
この「牛乳」!
英語では
「こぼしたミルクは帰らない」
そうですが、漢字上では、
「乳牛に帰れる!」というわけです。
「乳牛牛乳」「牛乳乳牛」
肉牛 ⇒ 牛肉
そして、「牛肉」も、
タイム風呂敷といわんばかりに、
「肉牛」に戻ります!
「肉牛牛肉」「牛肉肉牛」
社会 ← 会社
でも、これは…
会社は社会に帰属している
ということでしょうか!?
確かに、反対では困りますね…。
会社 ← 社会??
「社会人」ならともかく、
「会社人」ではどこか「座敷牢」です。
「会社社会」「社会会社」
情熱語(造語)
さて、次のタイプは
「情熱語(造語)」!!
これは、読んで字のごとく、
「情熱=熱情の空回り〜♪」
「同語反復」の語です。
「同語反復の語」
大事なことなので、
二回言うことが出来ます♪
情熱 ⇔ 熱情
「情熱」とは
「熱情」をもって臨むこと!
議論 ⇔ 論議
「議論」は出尽くした!
だから「論議」を始める!
風雨 ⇔ 雨風
「風雨雨風」に
お気をつけて!
誕生 ⇔ 生誕
「I」の生誕N周年を祝う
誕生会を主催!*
*「生誕」は「偉人」に対して
使うことが多い。
物品 ⇔ 品物
お宅の「物品」と私の「品物」を
交換して頂けませんか?
左右 ⇔ 右左
「左右右左」確認してから
前進!!
同語反復の違い!
ただし、使う頻度や場面、
ニュアンスや読みの種類などが
異なります。
<頻度>
情熱 > 熱情
<場面>
風雨 = 天気予報
雨風 = 日常
<ニュアンス>
誕生 = 普通
生誕 = 改ってる
<読みの種類>
左右 = 音読み
右左 = 訓読み
歌唱語(造語)
こちらは情熱語と違って、
ほぼ同じで少し違う!
「歌唱語(造語)」のタイプ♪
歌唱 ≒ 唱歌
「唱歌」を「歌唱」♪
「歌唱」は「唱歌」♪
歌は歌うこと♪
歌うことこそ歌♪
<品詞が違う!>
「歌唱」= 動詞
「唱歌」= 名詞
階段 ≒ 段階
人生の「階段」は
いよいよ次の「段階」へ!
虚空 ≒ 空虚
「虚空」の「空虚」
「空虚」な「虚空」
<品詞が違う!>
「虚空(の)」= 名詞
「空虚(な)」= 形容動詞
本日語(造語)
「本日語(造語)」とは!?
「蜜蜂蜂蜜」のような
「因果関係(⇒)」も
「左右右左」のような
「同等関係(⇔)」もない、
そんな「逆さ二字熟語」です。
日本:本日
「本日」の「日本」は快晴です☀
中国:国中
「中国」全土「国中」を廻るのは
もう〜大変!!
地下:下地
「地下」は街の「下地」なり!
科学:学科
今期の「学科」は「科学」です。
温室:室温
「室温」下げて
「温室」効果も下げれれば…。
温水:水温
「温水」プールの「水温」
N数:数N
さて、このタイプには
「数」系が多いです。
回数:数回
「回数」数えた?
ん?「数回」…。
分数:数分
時計は60を分母にした
「分数」で「数分」を表す。
数奇:奇数
「数奇」な「奇数」!
それが奇素数!
数倍:倍数
「数倍」は「倍数」より大きい?
3〜5倍:2倍4倍8倍…
数日:日数
「数日」の「日数」を消化した。
数人:人数
「数人」の「人数」で行く。
数個:個数
在庫の「個数」は「数個」。
漢数字にも!
十三:三十
ゴルゴ「十三」は
「三十」代に見える。
その他、「十二:二十」など多数!
人名にも!
田中:中田
和弘:弘和
「田中和弘」には
鏡の中にもうひとり、
「中田弘和」がいる。
*同名の方、すみません。
m(_ _)m
コラム
①有為の奥山
いろは歌で有名なこのフレーズ♪
「有為の奥山〜」
その中の
「奥山」
字面を見れば、
意味はすぐ読み取れますけど、
あまり聞き慣れない言い方ですよね。
でも、逆さに読めば、
「山奥」
「情熱語」と同じタイプですが、
「奥山」の方が古語辞典にもあるので、
古い言い方のようです。
「奥山」=古語
「山奥」=現代語
②平和と和平
中国語にはなぜか
日本語とちょうど逆さになる
二字熟語があります。
その1つが
「平和」
中国語でも同じく「平和」
かと思いきや、なぜか中国語だと
「和平」
逆に並べるんです。(意味深?)
他にも、「紹介」を
「介绍(介紹)」と並べたり、
「運命」を「命运(命運)」と並べたり。
こうして見てみると、
「熟語の順番」というのも、
案外自由なのかもしれませんね。
〜
ちなみに、語のタイプですが、
日本語と中国語では、「情熱語」
平和(日)⇔ 和平(中)
日本語内の「平和」と「和平」では
「歌唱語」か「蜂蜜語」になります。
平和 ≒ 和平(少し違う)
or
和平 ⇒ 平和(因果関係)
まとめ
<蜂蜜語>
蜜蜂蜂蜜・乳牛牛乳
肉牛牛肉・会社社会
<情熱語>
情熱の熱情・議論を論議
風雨雨風・〜の生誕の誕生会
左右右左
<歌唱語>
歌唱唱歌・階段段階
虚空空虚
<本日語>
本日の日本・中国国中
地下は下地・学科は科学
室温と温室・温水の水温
N数:数N
十三才と三十歳
田中和弘と中田弘和
<コラム>
山奥の奥山・平和の和平
以上、「逆さ二字熟語」でした。
m(_ _)m
というわけで、本日はこの辺で。
それでは、また\(のへ)
スポンサーリンク
コメント♪
熱発 発熱
もあります。
匿名希望さん、コメントありがとうございます!(への)/
熱発、調べたら医学用語みたいですね!知らなかったです (のへ;)
でも、意味は同じなので、「熱発・発熱」はこの記事の情熱語にあたり
ます。
また、一見「情熱・熱情」のような使用頻度が違うグループに入りそうですが、医学用語なので、「風雨・雨風」のグループになりますね!
熱発!初耳でしたが勉強になりました、ありがとうございます!(への)/