漢数字を12進数に改造!「士」を足すだけです♪

どうも、ぺのっぺです。

(への)/

今日は漢数字を12進数に

改造してみたいと思います!

「改造」と言っても、

漢数字を1つ付け足すだけなので、

カンタンですよ♪

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12進数漢数字は簡単に作れる♪

というのも、漢数字には

「10」を表す漢数字が

すでにあるからです。

「十」

だから、「十」とは別に

「〇(0)」を加えるだけで、

「11」以外の数字は揃っちゃいます♪

一ニ三四五六七八九十

あとは、「11」を表す漢数字を

1つ選んで付け足すだけです!

「11」は「士」!

そこで、私が候補に選んだのが、

タイトルにもあった、

こちらの漢字!

「士」

どうです?

「11」に見えるでしょう〜!

「十(10)」

「一(1)」

分解できますよね!

これは31日ない月の覚え方

「西向く侍、小の月」

を参考に持ってきました。

「西向く」はそのまま、

「二四六九(にしむく)」

のこと。

では、「侍」はというと…、

漢字の「侍」ではなく、

武士の「士」の字!

つまり、「11月」のこと。

だから、31日ない小の月は…、

2月(28or29)4月(30)

6月(30)9月(30)

11月(30)

の5つという意味です。

何はともあれ、

この「士」の字を

漢数字に加えるだけで、

12進数の位取り記数法に

できちゃうんですね。

もちろん、

時計の文字盤に使うなら、

「12専用の漢数字」

欲しいところですけど、

これは案外難しいので、

あまりお勧めしません。

「西向く侍」のような

説得力がないからです。

一応、ローマ数字の「Ⅻ」から

形の似た「刈」の漢字を

「12」に当てるのも

考えには考えたのですが…、

「刈」

何だか、そこだけ

目立っちゃうので、

馴染みません。

時計の文字盤などには

「〇」の方が収まりもよく

バランスが良いように思います。

「大字(和数字)」も作る!

さて、漢数字には、

「和数字」こと、

「大字(だいじ)」

がありますよね。

零壱弐参肆

陸漆捌玖拾

「大字」は

改ざん防止用の漢数字で、

今でも「壱万円札」とかに

使われています。

何より和風のテイストには

欠かせません!

でも、「大字」の難しい所は、

改ざん出来ないような漢字を

選ばなくちゃいけない!

ということ!

これがホントに厄介…。

例えば、「士」の字…、

これには一見、

「伍」とデザインの似ている

「仕」の字なんかが調和してて

良さそうなんですけど…、

似ているだけあって、頑張れば

「伍」に改ざんできちゃいます…。

「仕」「伍」

そこで、

「拾」からの連想で

「11」と読めそうな

「捨」の字はどうかというと…、

やはり、これも似てるので

改ざんできちゃいます…。

「拾」「捨」

厄介ですよね〜。

これはもう〜

結構ありきたりでは

ありますけど、

「志」でどうでしょう?

やはり、「心」は改ざん

出来ませんからね(笑)

「士:志」というのは

直球ですし、

デザインが

少し浮いちゃいますけど、

改ざんされちゃったら、

「大字」じゃないですから、

これを選ぶしかありませんね(笑)

でも、本当の問題は

「12」の方…。

「〇」は「零」の字で

いいのですが…、

「刈」は大字にできるのか…?

残念ながら、ちょっと

思い付きませんでした…。

「刈」と似てる「刻」の字とか

「亥」からの連想もあって

いいかなと思ったのですが、

和時計の文字盤とかに使うと、

「一刻」と混同しちゃいます…。

「12」が「刻」というのは

それはそれで面白いんですけどね…。

やはり、「〇」の方を採用して、

「零」を大字にしていくしか

なさそうです…。

まとめ

「十」「〇」があるから

11の漢数字を選ぶだけで

12進数の漢数字になる!

一ニ三四五六七八九十

「士」の字は、

「十」「一」

分解できるので、適役!

=十一

昔から月の覚え歌にも

使われてるほど…。

「西向く、小の月」

=「ニ四六九、小の月」

「12」専用の数字は、

「Ⅻ」とソックリな

「刈」を当てるのもありだが、

どうしても浮いてしまう…。

〜〜〜

大字(和数字)には

「仕」の字や「捨」の字が

他の大字と混ざっても、

違和感が少なくて良さそうだが、

仕伍 拾捨

 

どちらも改ざんできるので、

「大字」としては力不足…。

伍 拾

大字のデザインとしては

浮いてしまうが、

「志」があたりが妥当か…。

「刈」の大字は

思い当たらないので、

「零(〇)」を大字にする。

以上、12進数の漢数字でした。

さて、最後に少々余談ですが、

「士〇」は縦書きだと

「吉」の字に…、

「十〇」は「古」の字に

読めますよ♪

それぞれの表してる数は

吉=士〇=132

古=十〇=120

です。

それと、こちらの記事では、

ローマ数字を12進数に

直しています。

よかったら見て行って下さい♪

(への)/

漢数字よりは

少し厄介ですけどね…(汗)

というわけで、今日はこの辺で。

それでは、また(への)/

P.S.進数変更ややっこしい〜

「士月」は

月の覚え歌にはいいのですが、

士月って、「しがつ」?

ってなりますよね…。

四月の方を「よんがつ」

読ましても無理があります…。

また、時間の方も、

四時(よじ)だから

士時(しじ)でいいかと

お思いきや…、

七時(しちじ)

聞こえちゃいます…。

実際、使おうとすると

結構ややっこしいですね〜。

でも、こればかりは

進数を変更したら必ず

ついて回るものなので、

「亻士」方ありません。

16進数のアラビア数字でも

「10」が「16」に

なっちゃうわけですからね。

2進数に至っては、

「10=2」なわけですし…。

だから、読みに関しては、

士月は「じゅういちがつ」

士時は「じゅういちじ」

というふうに、

10進数読みのままで

いいと思います。

ただ、2ケタ以上になると

10進数読みで読むのも

大変になりますけどね…。

やはり、黒板の日付とか

時計の文字盤とか、

1ケタで足りるものに

限定して使うのが簡単で

いいのかもしれません。

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コメント♪

  1. ゴルフ・ワン より:

    こんばんは。
    今回も興味深く読ませていただきました。
    ぺのっぺさんの文字に関する発想はいつも面白いです。

    「士」を十と一に分けることで思い出しましたが、20年くらい昔、祖父母の家にあったカレンダーで日付を表すときに「廿」や「卅」という漢字が使われていました。
    おそらく、二や三のことなんだろうと当時は思いましたが、数字を表すときにこの用法はあまり見ないと思いますがどうでしょうか?
    「廿日市市(はつかいちし)」という地名では使用がありますが・・・。

    • ぺのっぺ より:

      ゴルフワンさん、
      いつもコメントありがとうございます。
      (への)/

      気に入って頂けたようで
      ブロガー冥利に尽きます。


      さて、本題ですが、
      まず、「廿」や「卅」はそれぞれ、

      廿(廾)=二十 卅(丗)=三十

      のこと。

      「十」をそれぞれ横に
      2つ、3つ並べて作られています。

      十十=廿(廾)
      =10+10=20

      十十十=卅(丗)
      =10+10+10=30

      ただし、あくまで、
      「歴史的仮名遣い」の中で
      使われていたものなので、

      「現代仮名遣い」の今では
      もう使われません。

      昔は、「廿日市市」などの地名だけでなく、
      「廿五日=二十五日」とかの表記も
      普通にされてたみたいなんですが、

      今ではもう使われないんです…。

      だから、おそらく、
      その祖父母の家のカレンダーというのは、
      歴史的仮名遣いで育った昔の世代向けの
      カレンダーだったのではないかと思います。

      私の祖父母の家のカレンダーでも、
      西暦を元号表記に直した
      明治〜年、大正〜年、昭和〜年の表記が
      平成表記とともに併記されてましたから、

      そうした世代向けの
      「懐かしのカレンダー」だったのでしょう。


      ただ、ご指摘の通り、
      今でも「地名」では普通に使いますよ!

      というより、
      「廿日市市」を「二十日市市」
      というふうには、

      むしろ置き換えませんよね…。

      でも、それはおそらく、
      「地名」だからでしょう。

      地名は固有名詞なので、
      常用漢字などの範疇の外にありますし…、

      何より、
      すでに「定着」しています。

      やはり、
      定着しているものを変えるのは、
      何かと混乱を招きますからね。

      だから、そのまま残して
      使い続けられているのだと思います。